日本のウイスキー、「サントリースペシャルリザーブ」の歴史や種類のご紹介

日本のウイスキー

サントリースペシャルリザーブ(Special Reserve)は、サントリー創業70周年を記念して1969年にリリースされたウイスキーです。ジャパニーズのブレンデッドウイスキーです。

この記事では、サントリースペシャルリザーブのことを深く知りたい人やサントリースペシャルリザーブを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部

POINT

  • サントリースペシャルリザーブは日本のブレンデッドウイスキーで、白州蒸留所のモルトがブレンドされたウイスキーです
  • サントリースペシャルリザーブは、フルーティでまろやかな甘みのある味わいが特徴です。
  • サントリースペシャルリザーブは1969年に販売を開始しました。
  • サントリーの創業70周年を記念して作られたウイスキーで、1970年の大阪万博で人気を博したウイスキーです
  • 1996年にはサントリースペシャルリザーブ10年の販売を開始し、キムタクの出演するCMでより人気が高まりました
  • サントリースペシャルリザーブは、ラベルの変遷があることでも有名です。1979年以前のボトルには、「YAMAZAKI DISTILLERY」と表記があり、山崎蒸留所の原酒が利用されていると考えられます。年代ごとにラベルのサイズや形なども違う点も注目です。
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サントリースペシャルリザーブはこんな時に買う・注文すべき

サントリースペシャルリザーブのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか、注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます

サントリーリザーブの歴史

サントリーリザーブは、創業70周年に際し、サントリーのウイスキーの歴史を記念して造られたアイテム。発売のきっかけは日本万国博覧会でした。

日本万国博覧会に合わせてリリース

サントリーホワイトから始まり、さまざまな苦労があったサントリーのウイスキー造り。

まだまだ軌道に乗っているとは言えない頃、日本で万国博覧会がで開催されることが決まり、社長の佐治敬三氏は日本万国博覧会に合わせてリリースするウイスキー造りを目指しました。

そして、海外からのお客様に出しても恥ずかしくないウイスキーとして誕生したのがサントリーリザーブ。1969年に販売を開始し、翌年の1970年に日本万国博覧会が大阪で開かれました。

キャッチフレーズは「国産品と呼ばずに国際品と呼んでください」でした。

当時高価だったサントリーオールドよりリーズナブルだったことなどから人気となり、万博で来日した海外の方からも高い評価を得られ、このプロジェクトは成功となったのです。

白州蒸溜所を設立

サントリーリザーブはバーやクラブなどでも置かれるようになり、さらに人気が高まりました。

サントリーは1972年にグレーンウイスキーを造る知多蒸溜所を設立。1973年には白州蒸溜所を設立しました。

そして、白州蒸溜所ではサントリーリザーブのベースとなるモルトウイスキーを造るようになったのです。

キムタクのCMで更に人気に

リザーブは、基本的にはノンエイジのブレンデッドとして発売されていました。しかし、1996年にサントリーリザーブ10年が発売されました。そして、続く1998年には「リザーブ10年・シェリー樽仕上げ」が発売されます。木村拓哉さんがCMに出演していたのは、このシェリー樽仕上げのものです。

「ウイスキーをオヤジと言ったのは誰だ。」「ウイスキーがカッコよくなくて、何がカッコいいんだ。」

強烈なインパクトを残すこのコピーは、コピーライターの一倉宏さんの作品です。

その後、2008年9月にノンエイジに再リニューアルされて現在に至ります。

サントリーリザーブの製法の特徴

サントリーリザーブが発売された当時、サントリーが所有している蒸溜所は山崎蒸溜所だけでした。そのため、当初のサントリーリザーブは山崎蒸留所のモルトを使用していました。

その後、1973年に白州蒸溜所ができてからは白州蒸留所のモルトを使って造られていると公言されています。同じサントリーのウイスキーでも、「ローヤル」は、蒸留所を明かしていない中、リザーブは蒸留所を明かしている点も面白いですね。

白州蒸溜所は1973年にできましたが、実際にスペシャルリザーブの中身に使われだしたのは、1979年以降と言われています。そのため1979年以前に詰められたスペシャルリザーブのラベルには以下の文言が入っており、山崎の原酒が使われていることが分かります。

A rare blend of Specially Reserved malt shiekies Pot-Distilled And Aged at YAMAZAKI DISTILLERY

サントリーリザーブの年代の見分け方

歴史のあるウイスキーのため、年代ごとにラベルが異なります。ラベルの変遷をみていきましょう。

年代出来事ラベルの特徴
1969年サントリースペシャルリザーブ発売開始ラベルの住所が「大阪市北区中之島二丁目」
1971年本社住所が“中之島”から“堂島浜通”に変更ラベルの住所が「大阪市北区堂島浜通二丁目」
1972年知多蒸溜所が稼働
1973年白州蒸溜所が稼働
1979年頃知多蒸溜所、白州蒸溜所の原酒が使われだすラベル表記が「A rare blend of Specially Reserved malt shiekies Pot-Distilled And Aged at Our OWN DISTILLERY」になる
1985年頃ネックラベルの住所表記部分のシールが赤色に変更
白色のキャップ、赤色のネックラベルが目印と言われている
1987年頃キャップが黒色になる
メインの黒色のラベルが少し小さくなり、金色の枠で囲われるようになる。
また、ボトル背面の立体のロゴが「70」→「Suntory Reserve」に変わる
1990年頃メインのラベルが四角形ではなく楕円形になる
2008年再び黒色の四角形のラベルとなり、現在と同じラベルとなる

私達もぜひいろいろ観てみたいので、もしお持ちの方で年代に迷われる方がいましたら、Twitterでご連絡ください(笑)

味わいとラインナップ

各ラインナップごとに細かくその特徴を紹介していきましょう。

  • サントリースペシャルリザーブ
  • サントリースペシャルリザーブ10年
  • サントリースペシャルリザーブ10年 シェリー樽仕上げ
  • サントリースペシャルリザーブ12年

サントリースペシャルリザーブ

現在、オフィシャルから発売されているのは「サントリースペシャルリザーブ」のみ。

バニラや洋梨、青りんごの香りが特徴です。

味わいも、バニラや洋梨、青りんごのニュアンスを感じます。

バランス良く飲みやすいアイテムで、ストレートで飲むのがおすすめです。

サントリースペシャルリザーブ10年

10年熟成させたモルト原酒グレーン原酒を厳選してブレンドしたサントリーリザーブ10年

桃やオレンジ、バニラの香りです。

味わいは、桃やべっこうあめ、カカオなど。

通常のサントリーリザーブより重厚感のある風味に仕上がっています。

サントリースペシャルリザーブ10年 シェリー樽仕上げ

10年熟成させたサントリーリザーブをシェリー樽で後熟させたサントリーリザーブ10年 シェリー樽仕上げ

1998年にリリースされました。

チョコレートやレーズンの香りで、味わいもレーズンやチョコレート、黒砂糖のニュアンスも感じます。若者をターゲットにしたアイテムだったので、木村拓哉や佐藤浩市がイメージキャラクターとして起用されていたことでも有名です。

サントリースペシャルリザーブ12年

2006年2008年の2年間だけ販売されていたサントリーリザーブ12年

シェリー樽由来の甘い香りやレーズン、わずかに金属やゴムの香りが特徴。

レーズンのような甘い味わいで、クリーミーな口当たりです。

ストレートやロックで飲むのがおすすめ。

まとめ

サントリースペシャルリザーブについてまとめました!ローヤル、スペシャルリザーブ、オールドの3つがサントリーの不朽の名作という感じがします。見かける機会も多いと思いますので、手元においてみてはいかがでしょうか。

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