スコッチウイスキー、フェイマスグラウスのご紹介【ブレンデッドウィスキー】

スコッチウイスキー

フェイマスグラウス(The Famous Grouse)は、スコットランドのハイランド地方で造られているブレンデッドウイスキー

この記事では、フェイマスグラウスのことを深く知りたい人やフェイマスグラウスを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部

POINT

  • フェイマスグラウスは、スコットランドのブレンデッドウイスキーとして
  • フェイマスグラウスは、元々は1800年頃、ジョン・ブラウンによって始められたワインを扱う量販店が起源。
  • (2人目の)マシュー・グローグが、ウイスキーも扱うようになり、ブレンドウイスキーの製造を始める。
  • 「ザ・グラウス」という名前のブレンデッドウイスキーが人気を集め、ラベルに雷鳥が描かれた。
  • 1970年代にハイランド・ディスティラリーズ社(現在のエドリントングループ)の傘下に入る。海外マーケティングを積極的に展開し、スコットランドで1番売れるブランドに成長。
  • 1984年にはロイヤルワラントを受けている。
  • フェイマスグラウスは、40種類以上のモルト原酒をブレンドし、それぞれを6年以上熟成させる。
  • ブレンド後、シェリー樽を使用し1年間後熟させている。
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フェイマスグラウスはこんな時に買う・注文すべき

フェイマスグラウスのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか、注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます。

フェイマスグラウスの歴史

スコットランドのブレンデッドウイスキーとして確固たる地位を確立しているフェイマスグラウス

スコットランドで高いシェアを誇る人気ブランドですが、これまでの歴史の中では、観光地であるハイランドならではのエピソードがありました。

ワインや食料雑貨を扱うお店から誕生

フェイマスグラウスは、元々は街のワインを取り扱う量販店だったお店から生まれました。1800年頃にジョンブラウンという人物が始めた量販店を起源としています。

ジョンブラウンの娘、マーガレットが1824年には量販店の経営を引き継ぎ、酒販免許を得て運営していました。マーガレットはマシュー・グローグという人物と1817年に結婚していましたが、1835年に彼に経営を託します。

この頃はフランスやスペイン、ポルトガルからワインを仕入れて、スコットランドのパースという町で販売していました。

1842年にビクトリア女王がパースを訪ねた際には、女王のためのワインをセレクトするような役割を担っていました。

1860年にマシューが他界するまで、扱っているお酒はワインのみでした。息子のウィリアム・グローグが引き継いでから、ウイスキーも扱うようになり、1875年あたりから徐々にブレンドウイスキーを仕込み始めていたと言われています。

1896年にマシューの孫、そしてウィリアムの甥であるマシュー・グローグ(爺ちゃんと同じ名前でややこしいですね)が後のフェイマスグラウスとなる「ザ・グラウス」という名前のブレンデッドウイスキーを完成させました。

「フェイマスグラウス」という名前になる

フェイマスグラウスを造っているハイランド地方はサーモン狩りや雷鳥狩りなどができる観光地として人気で、「ザ・グラウス」は観光客を中心に人気が高まりました。

「ザ・グラウス」のラベルには雷鳥が描かれていたため、観光客がオーダーする際には「あの有名な雷鳥(フェイマス・グラウス)のウイスキーをちょうだい」と言うようになったのです。

そこで、マシュー・グローグはブランド名を1905年に「フェイマスグラウス」に変更しました。

これを機に、「フェイマスグラウス」はイギリス中に知られる存在に。

ちなみに雷鳥はスコットランドの国鳥です。

スコットランドで1位のブレンデッドウイスキーに

イギリスを中心に人気のあったフェイマスグラウスですが、1970年には立て続けに悲劇がありました。当時の経営者であったマシュー・フレデリック・グローグ(ウイスキー事業を始めたマシュー・グローグの孫にあたります)と、彼の妻が2年で立て続けに亡くなります。

このタイミングで経営を安定させるため、ハイランド・ディスティラリーズ社(現在のエドリントングループ)の傘下になりました。

ハイランド・ディスティラリー社は海外向けのマーケティングを積極的に行い、主にアメリカに輸出されます。1980年には売上が倍に。

以後、30年に渡りスコットランドで1番売れている人気ブランドになったのです。

1984年にはロイヤルワラントのひとつとして国に認められました。

フェイマスグラウスの製法の特徴

フェイマスグラウスは飲みやすいことで知られていて、スコットランドでナンバー1のシェアの人気ブランドです。

この風味は、多くの原酒をブレンドすることで生み出されます。

ここからは、フェイマスグラウス蒸溜所の製法の特徴を紹介していきましょう。

有名な銘柄の原酒をブレンド

フェイマスグラウスは、「マッカラン」「タムドゥー」「ハイランドパーク」「グレンロセス」等の40種類以上のモルト原酒をブレンドして造られています。

それぞれの原酒は6年以上熟成させていることが特徴です。

ブレンドした後に1年以上後熟させる

フェイマスグラウスの製法の最大の特徴は、ブレンドした原酒を樽に入れた後、約1年間後熟させることです。

この時に使用する樽は、スペインのシェリー酒業者に10年間無償で貸していたシェリー樽

これにより、奥深くクリーミーな口当たりの良いブレンデッドウイスキーが完成します。

この製法はフェイマスグラウスにおいて100年以上続けられている、非常に長い歴史のあるものです。

味わいとラインナップ

フェイマスグラウスは、スコットランドで最も人気のブランドと言われていて、甘くてフルーティーで口当たりが良いことが特徴です。

それでは各ラインナップごとに細かくその特徴を紹介していきましょう。

  • ザ・フェイマスグラウス ファイネスト
  • ザ・フェイマスグラウス ウィンター リザーヴ
  • ザ・フェイマスグラウス バーボンカスク(アメリカンオークブレンド)
  • ザ・フェイマスグラウス ルビー カスク
  • ザ・フェイマス グラウス シェリーオークカスクフィニッシュ
  • ザ・フェイマスグラウス トーステッド カスク
  • ザ・フェイマスグラウス ワインカスク
  • ザ・フェイマスグラウス ネイキッドモルト
  • ザ・フェイマスグラウス ザ・ネイキッドグラウス
  • ザ・フェイマスグラウス ザ・スノーグラウス
  • ザ・フェイマスグラウス メロウゴールド
  • ザ・フェイマスグラウス ゴールドリザーブ12年
  • ザ・フェイマスグラウス 18年
  • ザ・ブラックグラウス アルファエディション
  • ザ・フェイマスグラウス スモーキーブラック
  • ザ・フェイマスグラウス ザ・ブラックグラウス

ザ・フェイマスグラウス ファイネスト

フェイマスグラウスのスタンダードボトルである「ザ・フェイマスグラウス ファイネスト」。

30年以上、スコットランドで最も飲まれているブレンデッドウイスキーです。

レーズンやバニラ、リンゴ、ハチミツの香り。

ドライフルーツやナッツ、シナモンのようなスパイシーさも感じる味わいが特徴です。

加水しても味が変化しにくいので、ロックやハイボールで飲むのもおすすめ。

ザ・フェイマスグラウス ウィンター リザーヴ

ザ・フェイマスグラウス ウィンター リザーヴ」は2018年にリリースされた限定品。

シェリー樽で熟成させたモルト原酒を多めに使用しています。

レーズンやオレンジ、ムスクのような香りが特徴。

ナツメグやシナモン、チョコレート、ハチミツやアーモンドのような味わいです。

スパイスが効いていて、ネーミングの通り冬向けのアイテム。

スパイス感をしっかり楽しみたい時はロックで飲むのがおすすめです。

ザ・フェイマスグラウス バーボンカスク(アメリカンオークブレンド)

フェイマスグラウスブランドの「カスク・シリーズ」第1弾である「ザ・フェイマスグラウス バーボンカスク(アメリカンオークブレンド)」。

アメリカンオーク樽で熟成させた原酒とファーストフィルバーボン樽で熟成させた原酒をブレンドしています。

キャラメルやハチミツの香り、バニラアイスクリームやココナッツ、洋梨のような味わいです。

バランスが良く、高級感のある風味がポイント。

ザ・フェイマスグラウス ルビー カスク

フェイマスグラウスブランド「カスク・シリーズ」の「ザ・フェイマスグラウス ルビー カスク」。

ポートワイン樽でフィニッシュさせています。

バニラやシナモン、クローブのような香り。

フルーツケーキのようなリッチでフルーティーな味わいが特徴です。

ポートワイン由来の風味をしっかり感じることができ、食後などにゆったりストレートで飲むことをおすすめします。

ザ・フェイマス グラウス シェリーオークカスクフィニッシュ

フェイマスグラウスブランドの「カスク・シリーズ」の中のひとつである「ザ・フェイマス グラウス シェリーオークカスクフィニッシュ」。

シェリー樽でフィニッシュさせていて、シェリーの風味を堪能できるアイテムです。

シェリー、バナナ、少し焦げたような香りに加え、ホットケーキやバター、ナッツの味わいです。

スムースな口当たりで、飲みやすいアイテムと言えるでしょう。

ザ・フェイマスグラウス トーステッド カスク

フェイマスグラウスブランドの「カスク・シリーズ」の中のひとつであり、免税店向けにリリースされた「ザ・フェイマスグラウス トーステッド カスク」。

フィニッシュに焦がした新樽を使用しています。

そのため、クリーミーなバニラやキャラメリゼした砂糖のような香りがプラスされていることが特徴。

ドライフルーツやスパイス、ほのかにオークのような味わいです。

あまり市場には出回っていないので、もしも出会えたら試してみましょう。

ザ・フェイマスグラウス ワインカスク

こちらも「カスク・シリーズ」のひとつである「ザ・フェイマスグラウス ワインカスク」。

スペイン赤ワイン樽でフィニッシュさせています。

香りは赤ワインやドライフルーツ、ナツメグ。

ミルクチョコレートやチェリー、ブラックペッパーのような味わいです。

ハイボールで飲むのがおすすめ。

ザ・フェイマスグラウス ネイキッドモルト

マッカラン」「ハイランドパーク」「グレンロセス」をキーモルトに含む「ザ・フェイマスグラウス ネイキッドモルト」

贅沢なブレンドで、ファンが多いアイテムです。

ブレンドした後、ファーストフィルシェリー樽で6か月以上熟成させています。

レーズンやビターチョコレート、いちごジャムの香り。

ブラウンシュガーやドライプラム、ナッツのような味わいが特徴です。

飲みやすいので、ストレートで飲むのもおすすめ。

ザ・フェイマスグラウス ザ・ネイキッドグラウス

2013年にリリースされた「ザ・フェイマスグラウス ザ・ネイキッドグラウス」。

ボトルにはラベルがついておらず、雷鳥のレリーフが彫りこまれていることが特徴です。

通常の後熟は1年間のところ、4年という歳月をかけていることが大きなポイント。

「マッカラン」「ハイランドパーク」 「グレンタレット」「ザ・グレンロセス」をブレンドし、ファーストフィルのシェリー樽で熟成させています。

濃厚なキャラメルやレーズン、バニラのような甘い香り。

バニラやカカオ、スパイスのニュアンスを感じる味わいです。

とても人気なアイテムでしたが現在は終売しており、「ザ・フェイマスグラウス ネイキッドモルト」が後を継いでいます。

ザ・フェイマスグラウス ザ・スノーグラウス

ザ・フェイマスグラウス ザ・スノーグラウス」は免税店向けにリリースされているグレーンウイスキー。

スムース・チル・フィルター」という冷却濾過を行っているので、冷やしても濁らないことが特徴です。

その製法の特徴を活かして、冷蔵庫などで冷やして飲むことが推奨されています。

香りはレーズンやシトラス、バニラのような甘酸っぱい印象を受けます。

バニラのような甘さとレーズンのような酸味を感じる味わいです。

ロックで飲むと味の変化を楽しめるのでおすすめ。

ザ・フェイマスグラウス メロウゴールド

ザ・フェイマスグラウス メロウゴールド」は2017年にリリースされたアイテムですが、現在は終売しています。

バーボン樽シェリー樽の原酒を使用していますが、ファーストフィルシェリー樽で熟成した原酒の割合が多いことが特徴です。

そのため、より甘く、リッチな風味を実現しています。

香りはラムレーズンやメープルシロップ、ホットケーキ、バニラ。

メープルシロップやバニラエッセンスのような味わいで、余韻にシトラスのニュアンスも感じます。

甘くて飲みやすいので、ウイスキー初心者の方にもおすすめです。

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ザ・フェイマスグラウス ゴールドリザーブ12年

「フェイマスグラウス」誕生100周年を記念してリリースされた「ザ・フェイマスグラウス ゴールドリザーブ12年」。

厳選したモルトグレーン原酒をブレンドし、オーク樽で12年以上熟成させています。

口当たりが良く、「シルク・オブ・スコットランド」と呼ばれているアイテムです。

バタースコッチやジンジャー、麦の香り。

ベリー系のジャムのような濃厚で甘い味わいです。

どっしりとした重めの口当たりが特徴。

ザ・フェイマスグラウス 18年

18年以上熟成させた原酒をヴァッティングした「ザ・フェイマスグラウス 18年」。

グレーン原酒を使用していないという点が大きな特徴です。

レーズンやビターチョコレート、クリームサンドのような香り。

ドライフルーツビターチョコレート、ジンジャーの味わいです。

バランスが良く秀逸なアイテムですが、なかなか販売されていないので、バーなどで見かけたら迷わずオーダーしましょう。

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ザ・ブラックグラウス アルファエディション

スカンジナビア地域とロシアの免税店限定として販売されている「ザ・ブラックグラウス アルファエディション」。

雷鳥が交配の時期に見せる誇示行動の際、最も目立っているオスを表す言葉「アルファ・メイル」が名前の由来になっているそうです。

バターやバニラ、ラズベリーソース、ハチミツのような香り。

ハチミツやバニラ、スモーク、カカオやベリーのような味わいです。

スパイシーなニュアンスも感じます。

なめらかなテクスチャーで奥行きのある風味です。

ザ・フェイマスグラウス スモーキーブラック

「ザ・ブラックグラウス」の後継となる「ザ・フェイマスグラウス スモーキーブラック」。

スコットランド最古の蒸留所と言われる「グレンタレット蒸留所」のピーテッド・モルトを使用しています。

レーズンや焼きリンゴ、銅のような香り。

レーズンやドライプラム、クランベリー、ピートのような味わいが特徴です。

価格以上の満足感を得られるアイテムと言えるでしょう。

ザ・フェイマスグラウス ザ・ブラックグラウス

2012年にリリースされた「ザ・フェイマスグラウス ザ・ブラックグラウス」。

「ザ・フェイマスグラウス スモーキーブラック」のひとつ前のアイテムです。

マッカランやハイランドパークのモルトにアイラモルトをブレンドして造られています。

シェリーや青リンゴ、スモーキーな香りが特徴。

甘さやフルーティ-さ、渋味などが複雑に絡み合った味わいです。

決して飲みやすいとは言えないアイテムなので、玄人向けでしょう。

まとめ

フェイマスグラウスについてまとめました。雷鳥の絵が印象的なウイスキーで、一度は見たことがある人も多いはずです。

長い歴史に思いを馳せながら飲んでみてください!

他にもウイスキーについてまとめてますので、一緒に読んでみてください。

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