ワイルドターキーは、アメリカケンタッキー州で作られるバーボンです。
甘さよりは辛口でスパイシーな味わいが特徴です。
それでは、ワイルドターキーを詳しく紹介していきます。ワイルドターキーのことを深く知りたい人や・ワイルドターキーを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!
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- 辛口でスパイシーな味わいで人気のワイルドターキーは、アメリカ・ケンタッキー州で造られるバーボンウイスキー。
- ワイルドターキーは、アルコール度数を60〜65度に抑えた製法が特徴。これにより、原料の風味をそのままに感じられるバーボンウイスキーとなっている。
ワイルドターキーはこんな時に買う・注文すべき
ワイルドターキーのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。
そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!
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味わいとラインナップ
ワイルドターキーは、辛口でスパイシーな味わいが特徴のボトルです。
ワイルドターキーのラインナップは以下の通りです。各ラインナップごとに細かくその特徴を見ていきます。
- ワイルドターキー
- ワイルドターキー ライ
- ワイルドターキー8年
- ワイルドターキー12年
- ワイルドターキー 13年 ディスティラーズリザーブ
- ワイルドターキー レアブリード
- ワイルドターキー ケンタッキースピリット
- ワイルドターキー マスターズキープ 17年
- ワイルドターキー マスターズキープ ディケイド
- ワイルドターキー マスターズキープ リバイバル
- ワイルドターキー マスターズキープ コーナーストーン
- ワイルドターキーマスターズキープボトルドインボンド
- ワイルドターキーラッセルズリザーブ シングルバレル
- ワイルドターキーラッセルズリザーブ10年
- ワイルドターキーアメリカンハニー
ワイルドターキー
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ワイルドターキーのスタンダード品です。6〜8年熟成の原酒を使って作られています。
香りは、濃いバニラで口に含むと洋ナシに加え、ほのかにスパイシーな味わいを楽しめます。
おすすめの飲み方はロックやハイボールです。
年数は多くはないですが、完成度が高くIWSCで金賞(2011年)、SWSCで銀賞(2013年)の賞を受賞しており、世界でも評価されています。
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ワイルドターキー ライ
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ワイルドターキーライは、ワイルドターキーのライウイスキーです。
通常のワイルドターキーは、トウモロコシを51%以上使用していますが、ライウイスキーはライ麦の原料を51%以上使用しています。
そのため、通常のワイルドターキーよりもスパイシーな味わいが特徴です。ライ麦パンのような香りも特徴的です。
おすすめの飲み方は、ハイボールです。カクテルにして飲むのも人気があります。初心者はハイボールかカクテルから飲んでみてはいかがでしょうか。
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ワイルドターキー8年
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ワイルドターキー8年は、8年以上熟成した原酒を使って作られているウイスキーです。
香りは、ワイルドターキーらしいエステリー(甘く華やか)な香り、バニラやナッツ、口に含むと最初にアルコールの刺激、バニラ、カカオなどの風味も感じられます。
おすすめの飲み方は、ストレートかロックです。しっかりとした味わいのため、加水しても最後まで美味しくいただけます。
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ワイルドターキー12年
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ワイルドターキー12年は、12年以上熟成した原酒を使って作られているウイスキーです。
一度終売していましたが、2022年9月に復活しました。
バーボンウイスキーを作っているケンタッキー州は気温の寒暖差が激しく、ウイスキーの熟成スピードが早いです。そのため、樽によってはピークをすぎると味わいが落ちてしまうため、長くても10年熟成までと言われています。
そのためバーボンウイスキーで12年熟成というのはかなり長期熟成なので珍しく、ウイスキー愛好家の中でも多くのファンを抱えています。
ボトリングをする際に加水を抑えめにしているため、アルコール度数は50.5%です。アルコール度数を抑えることで原酒や樽由来の風味を残しています。
バニラやキャラメルの香りや甘さとスパイシーな風味を感じられる仕上がりになっています。
アルコール度数が高いため、ロックやトワイスアップで飲むのがおすすめです。
メーカー希望価格で8,800円ほどのお値段で12年熟成のバーボンを飲めるため、かなりコスパの良いウイスキーといえるでしょう。
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ワイルドターキー 13年 ディスティラーズリザーブ
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ワイルドターキー 13年 ディスティラーズリザーブは、13年以上熟成させた原酒を使用したウイスキーです。
香りは、バニラやカラメル、洋梨などのフルーティーな香り、口に含むと穀物由来の甘みや酸味が楽しめます。
おすすめの飲み方はハイボールです。特徴的な香りが際立ち、穀物の甘みや酸味が口の中ではじけます。
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ワイルドターキー レアブリード
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ワイルドターキー レアブリードは、2011年に輸出用として作られたウイスキーで、6〜12年熟成の原酒を使って作られています。
ボトリング時にほぼ加水をしない珍しいウイスキーで、アルコール度数も8.4%です。
香りは、ハチミツやバニラなどの華やかな香り、口に含むとエステリーさやバニラなどの甘さを感じられます。フィニッシュでは樽の香りを感じられる余韻が残ります。
おすすめの飲み方はストレートです。また、加水すると香りが広がるため、トワイスアップもおすすめです。
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ワイルドターキー ケンタッキースピリット
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ワイルドターキー ケンタッキースピリットは、3代目マスターディスディラーであるジミー・ラッセルが厳選した原酒を使って作られているウイスキーです。ワイルドターキーの中でも上位のボトルの立ち位置でワイルドターキーファンの中からも人気のあるウイスキーの一つです。
バニラや酸味のある香り、口に含むとエステリーな風味やバニラの風味、フルーティーな風味が広がります。
おすすめの飲み方は、ストレートですがアルコール度数が高いので、気になる方はロックで飲むのもおすすめです。
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ワイルドターキー マスターズキープ 17年
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ワイルドターキー マスターズキープ 17年は、3代目マスターディスディラーであるジミー・ラッセルと息子のエディー・ラッセルが共同でブレンドして作られたウイスキーです。
17年以上熟成した原酒を使って作られておりワイルドターキーの中では上位等級のボトルです。
香りは、シナモンやハーブ、バニラ、口に含むとバニラアイスやウッディさも感じられます。フィニッシュはオークやダークチョコレートの余韻が続きます。
おすすめの飲み方はロックです。完成度の高いボトルのため、バーボン愛好家にはぜひ飲んでいただきたい逸品です。
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ワイルドターキー マスターズキープ ディケイド
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ワイルドターキー マスターズキープ ディケイドは、2016年11月に数量限定でリリースされたウイスキーです。日本全国では3,480本限定で発売されていました。
マスターディスティラーのエディー・ラッセルが厳選したこだわりの10年以上熟成の原酒を使って作られています。
キャラメルやバニラの香り・味わいが特徴です。アルコール度数は52%です。
おすすめの飲み方はまずはストレート、その後にロックやトワイスアップで変化を楽しむのがおすすめです。
お値段も17,000円と高値で販売されているため、バーなどで見かけたらぜひ飲んでみてください。
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ワイルドターキー マスターズキープ リバイバル
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ワイルドターキーマスターズキープ リバイバルは、マスターズキープシリーズの第3弾で、12〜15年熟成した原酒をオロロソシェリー樽でさらに熟成して作られているウイスキーです。
マスターディスティラーであるエディー・ラッセルが自らスペインへ行き、20年もののシェリー樽を厳選し、利用しています。
チェリー、レーズン、シトラスの香りが特徴的で、口に含むと滑らかでフルーティーな甘さやスパイシーさも感じられます。フィニッシュは、ハチミツやスパイス感が長く続きます。
オロロソシェリー樽由来の風味をダイレクトに楽しめるようにストレートで飲むのがおすすめです。
ちなみに2020年の東京ウイスキー&スピリッツコンペティションでは銀賞を受賞しています。
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ワイルドターキー マスターズキープ コーナーストーン
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ワイルドターキー マスターズキープコーナーストーンは、マスターズキープシリーズの第4段で9〜11年熟成の原酒を使って作られています。マスターディスティラーのエディー・ラッセルが自ら手がけています。
香りは、ライ麦由来のスパイシーな風味と樽由来のウッディな香り、口に含むとバニラのようなコクでハチミツやリンゴの甘さを楽しめます。
おすすめの飲み方はストレートです。インターネットで探すと20,000円前後で販売されています。試してみたい方はバーなどでぜひ飲んでみてください。
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ワイルドターキーマスターズキープボトルドインボンド
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ワイルドターキーマスターズキープボトルドインボンドは、17年以上熟成させた原酒を使って作られています。
ボトルドインボンドとは、1つのシーズンに蒸溜された1つの蒸留所の原酒のみを使ったウイスキーという意味です。ボトルドインボンド法は、悪質なバーボンが増えた対策として、アメリカ政府が施行した法律です。法律自体はすでに廃止されていますが、品質の高さを表現するのに使用されることがあります。
香りは、りんごやダークチェリーの香り、オーク樽の香ばしい香りも感じられます。口に含むとバニラや上品な甘さを楽しめます。
おすすめの飲み方はストレートです。上品な甘さで飲みやすく万人受けするウイスキーです。
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ワイルドターキーラッセルズリザーブ シングルバレル
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ワイルドターキーラッセルズリザーブ シングルバレルは、マスターディスティラーのジミー・ラッセルとエディー・ラッセル親子が手がけたウイスキーです。
香りは、バニラやキャラメルの香り、口に含むとハチミツやフルーティーさの奥にスパイシーさも感じられます。フィニッシュはキャラメル、バニラ、スパイス、ドライフルーツなどの複雑な風味を楽しめます。
おすすめの飲み方は、ストレートやロックがおすすめです。特にロックで飲むとラッセルズリザーブの風味の変化を楽しめます。
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ワイルドターキーラッセルリザーブ10年
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ワイルドターキーラッセルズリザーブ10年は、マスターディスティラーのジミー・ラッセルとエディー・ラッセル親子が手がけたウイスキーです。
バーボンでよく用いられるアリゲーターチャーをしたアメリカンオークの新樽を使って10年以上熟成した原酒を使って作られています。
香りはバニラ、キャラメルの香り、口に含むとハチミツやフルーティーな風味、スパイシーさも感じられます。フィニッシュは、キャラメルやバニラの風味を楽しめます。
おすすめの飲み方はストレートです。バニラやキャラメルの甘さをじっくりとお楽しみください。
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ワイルドターキーアメリカンハニー
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ワイルドターキーアメリカンハニーは、ハチミツとワイルドターキーをブレンドして作られたリキュールです。
滑らかな口当たりにシトラスやキャラメルの風味が楽しめます。
ストレートやロックはもちろんですが、ソーダ割りで飲むと食中酒として飲むことも可能です。アルコール度数は35度とやや高めですが、ハチミツの甘さとワイルドターキーの味わいのバランスが絶妙で様々な飲み方ができます
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ワイルドターキーの歴史
続いてワイルドターキーの歴史について紹介していきます。
ワイルドターキーは、1869年にトーマス・リピーにより建てられたリピー蒸留所から歴史が始まります。(場所は現在と同じくケンタッキー州ローレンスバーグにありました。)
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当初、リッピー蒸溜所は家族経営を行なっており、1893年のワールドフェアにケンタッキー州代表として出店しました。ワールドフェアではリピー蒸溜所で作られるバーボンが人気を集めました。
それから何度かオーナーが代わり、1940年、トーマス・マッカーシーがオーナーだった時に「ワイルドターキー」という名前がつけられました。これは、トーマス・マッカーシーの趣味が「七面鳥狩り」だったことから名前がついたといわれています。
トーマス・マッカーシーは、趣味の七面鳥狩りに出かける際に、いつもバーボンをもっていっていました。その時仲間の一人がそのバーボンを「ワイルドターキー」と呼び始めたことに由来しています。
1954年には、伝説のマスターディスティーラーとなるジミー・ラッセルが入社します。ジミー・ラッセルは、「バーボンの仏陀」と呼ばれるほどバーボン業界では尊敬されています。
彼は、ワイルドターキーの2代目マスターディスティラー、ビル・ヒューズや、ワイルドターキー蒸溜所の創設者のひ孫にあたるアーネスト・W・リピーJr.からバーボンの蒸留術を学びました。
ジミー・ラッセルは1960年代に3代目のマスターディスティーラーに就任した後、数々のワイルドターキーの新作を世に送り出しています。
更に特筆すべきは、ジミーの息子のエディーが、ワイルドターキーの4代目のマスターディスティーラーであるということです。エディーもバーボン業界では相当の有名人です。
1970年には、バーボンの製造に本格的に取り組む計画を立てていたオースティン・ニコルズ社がリピー蒸留所を買収しました。
1976年には、ジミーラッセルが、バーボンリキュールに初めて挑戦し、ワイルドターキーアメリカンハニーを世に送り出します。世界初のバーボンリキュールと言われており、今も人気を博しています。
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オースティン・ニコルズ社は、1855年に設立された企業で、創業当初はコーヒーや紅茶、酒類の卸売り販売を行なっていました。1939年に食品の卸業を撤退させ、種類の製造販売に業務内容を絞り、1970年にリピー蒸留所を買収したことで蒸留から醸造までを自社で行うようになりました。
1980年にはフランスの種類メーカーであるペルノ・リカール社に買収され、2009年にイタリアの種類メーカーであるカンパリ・グループに買収されるまでワイルドターキー蒸留所を運営していました。
ワイルドターキー蒸留所は、2009年から現在までは、カンパリ・グループが所有しています。
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ワイルドターキーの製法の特徴
次にワイルドターキーの製法の特徴を紹介します。
ワイルドターキーはアルコール度数を抑えた製法が特徴です。
通常のバーボンは、アルコール度数が80度以下というルールがありますが、ワイルドターキーはそれを大幅に下回る60〜65度まで下げてボトリングしています。これは原料の風味をなるべく残したまま生かすためです。
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そのため、原料にもこだわっており、以下のように様々な地域からこだわりの原料を集めて使用しています。
- トウモロコシ:ケンタッキー州、インディアナ平野
- 大麦:モンタナ州
- ライ麦:ドイツ
成熟度や純度、水分含有量などの細かい基準をクリアしたものだけをワイルドターキーの原料として使っています。
このように素材が作り出す風味や味わいを活かせるような工夫をたくさんしており、今でも多くのファンを抱えています。
まとめ
長い歴史の中で七面鳥のイラストも変遷しているとのことです。古いアメリカを感じるロゴですね!
品質にもこだわっており、念のため製造したウイスキーの全てをサンプルとして2年保管しているとのこと。飲むのも安心なワイルドターキーを是非楽しんでみてください!
他のバーボンウイスキーについてもまとめていますので、良かったら読んでみてください!