日本のシングルグレーンウイスキー、知多のご紹介

シングルモルトを知ろう!

知多は、サントリーが所有する知多蒸留所で造られるグレーンウイスキーで柔らかい味わいとほのかな甘さで軽やかな飲み心地が特徴です。

ブレンデッドウイスキーの響の原酒の1つとしても有名です。

もともとはサントリーのブレンデッドウイスキーの原酒のみを提供していました。しかし、今ではシングルグレーンウイスキーとしても注目を浴びている銘柄です。

それでは、知多を詳しく紹介していきます。知多のことを深く知りたい人や・知多を今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

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味わいとラインナップ

知多はスムースで口当たりが良く、ほのかに甘い味わい。樽感をしっかり感じながら余韻を楽しむことができるのが特徴です。

知多のラインナップは以下4つです。
それでは、各ラインナップごとに細かくその特徴を見ていきます。

  • 知多
  • 「THE ESSENCE of SUNTORY WHISKY」シングルグレーンウイスキー 知多蒸溜所 ワイン樽4年後熟(2018年発売)
  • 「THE ESSENCE of SUNTORY WHISKY」シングルグレーンウイスキー 知多蒸溜所 桜樽後熟ブランド(2020年発売)
  • 知多蒸留所シングルグレーンウイスキー

知多(ノンエイジ)

知多のラインナップの中のスタンダード品です。

知多蒸留所からサントリー初のシングルグレーンウイスキーとして2015年に発売されました。

口に含むとナシや青リンゴのようなフルーティーな香りとバニラやビターチョコなどの深い甘みを感じられます。フィニッシュは、ほんの少しウッディーな余韻も。

おすすめの飲み方は、ハイボールです。知多のハイボールを「風香るハイボール」と呼ぶこともあるほど、ハイボールがよく合います。

風に乗ってきたような軽い飲み心地とほのかな甘みを存分に楽しめます。

また、アレンジレシピとしてハイボールにすだちや山椒を添えて飲む方法などもあり、さまざまな飲みかたを楽しめます。

スタンダード品の場合は、700mlで4,000円ほどで手に入れることが可能です。

癖も少なく軽やかに飲めるので、ウイスキーをこれから勉強していきたい人にもおすすめですよ!

「THE ESSENCE of SUNTORY WHISKY」シングルグレーンウイスキー 知多蒸溜所 ワイン樽4年後熟

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2018年に発売された銘柄で、原酒は16年以上熟成させたものを使っています。

具体的には、ホワイトオーク樽で12年熟成させた後に、ボルドー赤ワインでしようされていた樽で4年以上後熟させて作られています。

カスクストレングス(加水をしてアルコール度数の調整を行わないウイスキー)で瓶詰めされているため、原酒本来の味を堪能できる逸品です。

カスクストレングスのため、アルコール度数は少し高めですが本来の味を楽しむならストレートかロックで飲むのが良いでしょう。

メープルシロップやイチゴジャムのような深い甘みとベリーの酸味を楽しめます。

食後のデザートにもおすすめです!

「THE ESSENCE of SUNTORY WHISKY」シングルグレーンウイスキー 知多蒸溜所 桜樽後熟ブランド

知多蒸留所で2020年に発売された銘柄で、原酒は2000年に蒸留したものを使っています。

ホワイトオーク樽で15年以上熟成させた後に、桜樽で3年以上後熟成しています

桜樽で熟成したゆえの桜餅を思わせる香はこのウイスキーでしか味わえないです。

50度と度数も高く、濃厚な味わいです。

数量限定で販売されたもので、なかなかお目にかかれないのでバーなどで見つけたら是非試してみてく

知多蒸留所シングルグレーンウイスキー(ノンエイジ)

スタンダードの「知多」が発売される前の2014年に愛知県限定で販売されたシングルグレーンウイスキーで、知多蒸留所の初めてのボトルです。

知多が全国で販売されるきっかけになったボトルのため、知多の歴史とともにじっくり楽しみたい銘柄です。

バニラなどの風味に穀物の甘さとレーズンなどのドライフルーツの味わいを感じられます。

余韻はビターを感じられるウイスキーです。

こちらもスタンダード同様、ハイボールで飲むのがおすすめですが、現在はなかなか手に入れるのが難しいため、バーでゆっくり味わうのも良いですよ。

知多はこんな時に買う・注文すべき

知多のことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!

知多の歴史

次は知多蒸留所の歴史を紹介していきます!

山崎蒸留所や白州蒸留所とはまた違った歴史を持っている知多蒸留所。

歴史も理解した上で知多のウイスキーを楽しんでみてください。

蒸留所の設立

知多蒸留所は、大阪の山崎蒸溜所、山梨の白州蒸溜所に続いてサントリーが作った3つ目の蒸留所です。

愛知県の知多市で伊勢湾に臨む知多半島にあります。

1972年に設立、蒸留開始は1973年から開始、そして1985年にはスピリッツの蒸留が開始されました。

知多蒸留所がこれまでの2つの蒸留所と異なる点は、トウモロコシを原料としたグレーンウイスキーを作っているという点です。

もともとサントリーで作るブレンデッドウイスキーの原酒としてグレーンウイスキーを作るためにできた蒸留所のため、知多ブランドとしてボトルの発売は、していませんでした。

しかし、2014年に愛知県内限定で「知多蒸溜所特製グレーン」を販売したところ、全国のウイスキー好きからの評判がよく、翌年2015年に現在の「知多」が全国販売することになりました。

それからはいくつかの賞も受賞し、今ではシングルグレーンウイスキーとしても注目を浴びています。

2017年(ISC) 知多蒸溜所※愛知県限定 金賞受賞 

2020年(ISC) 金賞

※ISC=「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」

知多の製法の特徴

連続式蒸留機

知多はトウモロコシを主原料としたウイスキーです。

トウモロコシと水を合わせて加圧した後、加熱をしてトウモロコシを溶かしていくところから始まります。

トウモロコシを溶かしてできたスープを糖化させ、酵母を入れてから数日かけて発酵。

そこからできるのがもろみと呼ばれるものです。

知多蒸留所では連続式蒸留機を採用しており、以下の4つの蒸留器を使い分けることで異なる個性を持った原酒を作っています。

  • もろみ塔
  • 抽出塔
  • 精留塔
  • 精製塔

異なる個性をもつ3種類のグレーン原酒

連続式蒸留機で作られた異なる3つの原酒は以下の通りです。

  • 穀物感を味わえるヘビータイプ
  • マイルドな口当たりのミディアムタイプ
  • クリアでほのかな甘さのクリーンタイプ

例えばヘビータイプの原酒を造る際はもろみ塔と抽出塔の2つを使います、一方ミディアムタイプの原酒を造る場合は、もろみ塔〜精留塔までの3つの塔を使います。

このように塔を使い分けることで、個性の異なる原酒を作っています。そして、この3つの原酒から知多の柔らかい味わいとほのかなで軽やかな飲み心地が作られています。

ちなみに知多蒸留所には、熟成庫がないため同じサントリーの蒸留所である山崎蒸留所や白州蒸留所で熟成をしています。

まとめ

ジャパニーズウイスキーの銘柄の一つである知多についてまとめてみました。まずは居酒屋で「風薫るハイボール」を飲んでみてください!

ミニボトルもコンビニで手に入りやすいので、気に入ったら買ってみてくださいね!

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