日本のウイスキー、「響」のご紹介

シングルモルトを知ろう!

こんにちは。Peaty編集部です。

響は、日本で作られるブレンデッドウイスキーです。

爽やかでやわらかい味わいが特徴で、ラインナップはスタンダード品から1年に数千本しか造られない全て手作業の銘柄まで様々な種類があります。

サントリーが運営する山崎・白州・知多の3つの蒸留所で造られた原酒を絶妙なバランスでブレンドして造られるこだわりの詰まった贅沢なブレンデッドウイスキーです。その名の通り、3つの蒸溜所の原酒が響きあってハーモニーを奏でるようなウイスキーです。

それでは、響を詳しく紹介していきます。響のことを深く知りたい人や・響を今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部
  • 響は日本を代表する「ブレンデッドウイスキー」
  • サントリーの山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所の3箇所で作られている原酒をブレンドして作られている
  • それぞれ個性的なウイスキーの状態を見極め、サントリーのブレンダーがブレンドして作っている
  • レシピはないと言われている。ブレンドの比率は不明(恐らく決まっていない)
  • 味わいはラインナップによって異なるが、全体的に丸みのある、やわらかな風味が特徴
  • 2023年現在、どのラインナップも入手が難しい。定価で見つけたら購入すべき!
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味わいとラインナップ

響は、華やかでやわらかい味わいが特徴のウイスキーです。

それでは、以下の6つのラインナップの特徴を細かく説明していきます。

  • 響 JAPANESE HARMONY
  • 響 JAPANESE HARMONY Master’s Select 
  • 響 BLENDER’S CHOICE
  • 響17年
  • 響21年
  • 響30年

響 JAPANESE HARMONY

日本の四季・日本人の繊細な感性・日本の匠の技が響きあうというコンセプトで作られた響のJAPANESE HARMONYは、華やかでやわらかく、バランスの取れたハーモニーを楽しめるウイスキーです。

響のラインナップの中ではノンエイジで一番スタンダードな種類となります。

ローズやライチのような華やかな香り、口に含むとハチミツのようなやわらかい味が口の中に広がります。そのままやさしくほんのり長い余韻が続きます。

アルコール度数は43度ありますが、比較的飲みやすく、加水することでさらに変化を楽しめるウイスキーなのでストレートや水割りで楽しむのがおすすめです。

響の中では一番入手しやすく、甘さも感じられることから飲みやすいウイスキーです。そのため、ウイスキー初心者の方から少し知識がつき、これからもっとウイスキーを楽しみたい方までは1本家に置いておくのも良いですね。

メーカー希望小売価格は5,500円。この価格で見つけたらまず確保すべきでしょう!

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響 JAPANESE HARMONY Master’s Select

響 JAPANESE HARMONYに山崎のシェリーカスク原酒を特別ブレンドして造られている限定の銘柄です。通常のJAPANESE HARMONY との違いとしては、免税店限定の商品であるということがあげられます。

JAPANESE HARMONYの華やかでやわらかい風味に加えて、シェリー樽由来の甘さを感じることができます。

香りはローズやウッディな香りで少し深みのある苦みやダークチョコレートのような味わいから始まり、最後は甘み・少しの酸味・スパイシー感の余韻が続きます。ストレートや水割りで飲むとさらに響らしい余韻を堪能できます。

一般のお店では手に入らない銘柄なので、見つけた際はゲットするようにしましょう!

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響 BLENDER’S CHOICE

響 BLENDER’S CHOICEは、平均で15年以上の原酒を使っている銘柄で、中には30年熟成している原酒もブレンドされているウイスキーです。

様々な原酒をブレンドしているだけではなく、ワイン樽後熟原酒も使用しているのが大きな特徴です。

野いちごや桃のような華やかでやわらかい香りと丸みのある甘み、さらにやわらかい酸味も感じられます。最後までやわらかく、心地よい余韻を楽しめます。

こちらもできればウイスキー本来の味を楽しんでいただけるようにストレート、もしくはロックがおすすめです。

また、この銘柄はサントリーが飲食店向けに販売しているウイスキーなので、気になる方はバーや飲食店で探してみてください。

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響17年

響17年は、熟成17年以上の原酒で造られているウイスキーです。サントリーの創業90周年を記念して造られており、響の初のボトルでもあります。

多様な原酒を匠の技でブレンドし絶妙なハーモニーを作り出した響を象徴する銘柄です。

ブレンドしている山崎蒸留所で造られたミズナラ樽由来のバラやジャスミン、バニラなどの甘くて華やかな香りとキャラメルのような甘みを楽しめます。そして、甘くフルーティーで上品な余韻が長く続きます。

世界で有名ないくつもの賞も受賞している響17年ですが、国産ウイスキーの需要が増えたこともあり、残念なことに2018年9月から販売を休止しています。

ウイスキー好きさんとしては再販されるのが待ち遠しいウイスキーの1つではないでしょうか。

華やかな香りや甘さを楽しめるようにストレートで飲むのがおすすめです。

販売は休止されてしまっていることもありバーなどでもなかなかお目にかかれない貴重な銘柄ですが、見つけた際は幸運ですので、ぜひ響の原点でもある響17年を堪能してください。

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響21年

響21年は、モルト原酒・グレーン原酒共に21年以上熟成した原酒の中から厳選されたものをブレンドして造られています。

レーズンやバニラなどのフルーティーで深い甘さを感じる香り、口当たりは滑らかでビスケットやトフィーなどの気品のあるコクを感じる味わいが絶妙な銘柄です。

飲んだ後もしっかり余韻を感じられるので、ゆっくりとウイスキーを楽しめます。

華やかな甘さを楽しみたい方はストレートで、少しスパイシー感も味わいたい方はロックもおすすめです。

アルコールの刺激はほとんどなく、コクのある甘さが長く続くので、食後に飲むのも良いですよ。

メーカー希望小売価格は32,000円。この価格で見つけることは残念ながら今はなかなか難しいでしょう。。。

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響30年

響30年は、1年間で数千本しか造られないという響のラインナップの中でもかなりレアな銘柄です。

30年以上もの間じっくり熟成された原酒の中でもさらに厳選されたモルト原酒とグレーン原酒が作り上げるハーモニーは、芳醇で深みのある味わいです。

重厚さがわかる濃い琥珀色のウイスキーは、全て手作業で丁寧に大切に造られています。

マンゴーやイチゴジャムのような深く華やかな香りと、一口飲んだだけでも感じられるとろみや厚みのある甘さ、最後はフルーティーなふわっとした味わいと共に深くて長い余韻が続きます。私も一度飲んだことがありますが、このとろみ、厚みのある甘さは他にないウイスキーといえます。一度は飲んでほしい。

定価でも1本10万円以上もする響30年は、希少価値も高いので見かけたら絶対!と言いたいくらい飲んでみることをおすすめします!

メーカー希望小売価格の160,000円に対し、この記事を修正している2023年では70万円程度のプレ値がついてます。(執筆当初の2022年では100万円近くしたので、少し落ち着いてきたのかも・・・?)

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響はこんな時に買う・注文すべき

響のことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!

響の歴史

次は響の歴史を紹介していきます!

響は、サントリーが初めて作ったブレンデッドウイスキーです。それまでに山崎や白州といった蒸溜所をもっており、ウイスキーの知見を貯めていたサントリーが、その知見を活かして作ったブレンデッドウイスキーです。

どのような考えのもと、響が生み出されたのかを解説していきます。ウイスキーの歴史やストーリーまで知っていると、また違ったウイスキーの楽しみ方ができますよ。

響が最初に発売されたのは1989年のことです。

そこから遡ること約60年前の1920年台、日本の国内で造られたウイスキーはほとんどない中、サントリーは山崎蒸留所を設立し、モルトウイスキーの製造が始まりました。(1923年に山崎蒸溜所の建設に着手、1929年には最初のウイスキー「白札」を販売開始)

その後も、サントリーは蒸留所を増やしていきました。

山崎の次にできた蒸留所は白州蒸留所です。白州蒸留所は、サントリーの二代目社長の佐治敬三が山崎蒸留所とは別の個性を感じられるウイスキーを造りたいという考えで設立されました。

山梨県の南アルプスの麓にある白州蒸留所は、森の蒸留所とも呼ばれるほど自然豊かな環境でウイスキー造りをします。白州も森を感じるようなミントや若葉のようなみずみずしい風味を楽しめます。

その次にできた知多蒸留所は、グレーンウイスキー(トウモロコシが原料)を造っている蒸留所です。蒸留を始めたのは1973年で、初めは響や角瓶などに向けたブレンド用のグレーンウイスキーのみを造っていました。

話は逸れますが、2015年には「シングルグレーンウイスキー 知多」が発売されました。知多は、サントリーとして約11年ぶりの新ブランドウイスキーということで、当時話題になりました。

このように日本ウイスキー界を席巻してく中で、サントリーの創業者である鳥井信次郎の「日本人の感性で日本の風土を活かして繊細な味覚に合わせたウイスキーを造りたい」という思いを改めて反映し、作り始めたのが響です。

響初のボトルである響17年は、1989年に発売されました。ちょうどサントリー創業90周年のタイミングでした。それ以来、響12年・21年・20年とラインナップを増やしていき現在に至ります。

響の評価

響はこれまでに様々な賞を受賞しています。これらの賞の受賞を通して、響は世界的に有名なブレンデッドウイスキーとなっていきました。今では世界的にも「ジャパニーズウイスキー」の代表銘柄のひとつとして広く知られています。

2004年ISC  金賞(響21年)・最高賞「トロフィー」(響30年)

2005年SWSC 金賞(響17年)

2005年ISC  金賞(響21年)

2006年ISC  金賞(響21年)・最高賞「トロフィー」(響30年)

2007年IWSC  金賞(響17年)

2007年WWA ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー(響30年)

2007年IWSC  金賞(響30年)

2007年ISC  最高賞「トロフィー」(響30年)

2008年ISC 「ウイスキー オブ ザ ワールド」部門最高賞「トロフィー」(響30年)

2008年WWA ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー(響30年)

2009年ISC  金賞(響17年)

※ IWSC=「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション」
 SWSC=「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」
ISC=「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」
WWA=「ワールド・ウイスキー・アワード」

響の製法の特徴

次に響の製法の特徴を紹介します!

響の最大の特徴は、そのブレンドの技術です。ブレンドに使用する山崎蒸留所・白州蒸留所・知多蒸留所で生産・熟成された原酒をブレンドの達人が絶妙なバランスでブレンドすることで生まれるのが響です。

それぞれに個性があり、質の高い原酒である3つをそれぞれの個性を活かしながら、ブレンドするのは並大抵の技術ではありません。

これを実現できるのは、長年受け継がれてきたブレンダーの匠の技です。同じような過程で造られた原酒でも、樽の種類や樽の置き場所が違うだけでも香りや味に違いが出ます。

その違いを毎日見極めて、個性を活かすブレンドをすることで世界的にも評価の高い響が造られているのです。

ブレンダーは、多いときは1日に300種類以上の原酒をテイスティングします。また、響の原酒は3つの蒸留所の約80万個以上の樽の中から厳選されています。原酒選びの難しさやブレンドの比率など素人には、想像できないような難しい技術であることが想像できます。

響の抽選販売について

響 BLOSSOM HARMONY 2023が1,000本限定で抽選販売されています。2023年4月19日(水)までの抽選となりますので、響ファンの方はこちらから是非!

Suntory 響(外部サイトへ遷移します。)

まとめ

日本を代表する銘柄の一つ、響についてまとめました。ボトルで買うのは難しいですが、バーや居酒屋で見つけることは難しくない銘柄です。みかけたらこの記事を読みながら是非飲んでみてください!

※ 希望小売価格の引用元はサントリー社のHPです。

響はふるさと納税でも手に入ります。本数限定のため、入手は難易度は高いですが是非確認してみてください!

抽選販売のウイスキーは定期的にこちらの記事から紹介していますので、合わせてチェックしてみてください!

世界のウイスキーについても知りたい方は是非、この記事も読んでみてください!

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