スコッチウイスキー、グレンフィディックのご紹介【スペイサイドのウイスキー】

シングルモルトを知ろう!

グレンフィディックは、スコットランドのスペイサイド地方で作られるシングルモルトです。

軽やかな飲み口で甘くフルーティーなので初心者にも飲みやすい味わいが特徴です。

スペイサイド地方に蒸留所があるグレンフィディックは、世界で初めてシングルモルトを作った蒸留所でもあり、世界中で人気の高いシングルモルトの1つです。

それでは、グレンフィディックを詳しく紹介していきます。グレンフィディックのことを深く知りたい人や・グレンフィディックを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

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味わいとラインナップ

グレンフィディックは、フルーティーな香りと軽やかな口当たり、フルーティーでクセが少なく女性にもおすすめのウイスキーです。

ラインナップは以下のようなものがあります。

  • グレンフィディック12年
  • グレンフィディック15年 ソレラリザーブ
  • グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブ
  • グレンフィディック21年 グランレゼルヴァ
  • グレンフィディック IPA エクスペリメント
  • グレンフィディック プロジェクトXX

それぞれ詳しく解説していきます。

グレンフィディック12年

グレンフィディック12年はアメリカンオーク樽とヨーロピアンシェリー樽で12年以上熟成させ、さらに後熟もした上で完成される銘柄です。グレンフィディックのスタンダード品となります。

口に含むと甘く、フルーティーな味わいが広がり、フィニッシュはほのかな甘みや味わいが残ります。香りも爽やかでウイスキーが初めての方でも飲みやすいボトルです。グレンリベットと並び、シングルモルトの入門の1本目としても勧められます。

おすすめの飲み方はウイスキー本来の味わいを楽しめるストレートですが、ハイボールにして食中酒として飲むのもおすすめです。

グレンフィディック15年 ソレラリザーブ

バーボン樽・ホワイトオーク新樽・シェリー樽で15年以上熟成したウイスキーを、ソレラバットという大きな桶を使って約6ヶ月間後熟させた銘柄です。

グレンフィディックのフルーティーな香りにハチミツの香りやシェリー樽由来のなめらかなスパイシーな味わいが追加され、より重厚感のある味を楽しめるのが特徴です。

こちらもできればストレートやロックで飲むのがおすすめです。

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グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブ

アメリカンオーク樽とスパニッシュオロロソシェリー樽で18年以上熟成したウイスキーをスモールバッチという小さな樽でさらに約3ヶ月間、後熟させた銘柄です。

18年以上もの熟成分の深みをしっかり感じられるリッチな味わいで、焼きリンゴの香りにドライフルーツのような熟した味わいが特徴です。余韻はやや長めに続きます。

スモールバッチは小さな樽のため、熟成中に樽と触れる部分が広く、深くリッチな風味を感じられます。

食後のデザートと一緒にストレートやロックでウイスキー本来の味わいを楽しんでいただくのがおすすめです。

グレンフィディック21年 グランレセルヴァ

ヨーロピアンシェリー樽とアメリカンオーク樽で21年以上熟成したウイスキーを、カリビアンラム樽でさらに約4ヶ月間、後熟させた銘柄です。

グレンフィディックのフルーティーな香りにカリビアンラム樽由来のジンジャーやライムなどの複雑な風味が加わり、甘みやスパイシーな味わいも感じられます。また余韻も長く、ゆるやかな余韻を楽しめます。

エキゾチックで深みのあるグレンフィディックを楽しみたい方におすすめです。

21年熟成の深みや味わいを楽しむためにもぜひストレートで飲んでください。

グレンフィディック IPA エクスペリメント

グレンフィディック IPAエクスペリメントは、グレンフィディック蒸留所があるスパイサイド地方のクラフトビールメーカー「スぺイサイドクラフトブリュワリー」とコラボレーションしたボトルです。

エクスペリメンタルシリーズ(実験商品のような意味合い)の第一弾として作られています。

原酒の熟成に使う樽にビール樽を使っているのが大きな特徴です。

アメリカンホワイトオークの樽でIPA(インディア・ペールエール)を1ヶ月熟成し、さらに3ヶ月間後熟させて作られます。

グレンフィディックの特徴であるフルーティーな香りに、ビールの麦芽感や甘さが組み合わさった絶妙な味わいです。青リンゴのような甘酸っぱさの後にオレンジピールのような酸味を感じられる新しくて複雑な銘柄。

ビールの風味も感じられるため、ビール好きにもとてもおすすめです。

グレンフィディック プロジェクトXX

グレンフィディック プロジェクトXXは、世界から招待されたモルトマスターが選んだ20種類の原酒をグレンフィディックのモルトマスターがブレンドして作られた商品です。モルトマスターとは、各蒸留所でラインナップごとにどの原酒を利用するか決めるような存在の人です。この樽は12年モノに利用、この樽は18年になど。まさにシングルモルトの味を決めている人と言えます。

まろやかで口当たりの良い上品な味わいに、スパイシーさも感じられさまざまな変化を楽しめるボトルです。

知識も経験も豊富なモルトマスターが手がけただけあり、人気も高い銘柄のため見かけたらぜひ試してみてください。各種通販でも1万円以下で購入できるので、ウイスキー好きさんへのプレゼントにもおすすめです。

グレンフィディックはこんな時に買う・注文すべき

グレンフィディックのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!

グレンフィディックの歴史

それではグレンフィディックの歴史について解説していきます。

蒸留所の設立

設立は1886年、「鹿の谷で最高の一杯」を作るという夢を持っていたウィリアム・グラントによりスコットランド北部のスペイ川地域に蒸留所が作られました。(スペイサイドエリアの歴史を知りたい方は以下の記事からどうぞ)

当初から現在までファミリー経営をしており、伝統と品質を守り続けているのが特徴で、世界で初めてシングルモルトを発売したのもこの蒸留所です。設立当初は、資金難だったため中古品の機械を使ったり、1つずつ石を積み上げたりして、約一年をかけて子供を含めた家族みんなで手作りで作られました。

やっとの思いで作り上げた蒸留所にウィリアムは、「鹿の谷」という意味の「グレンフィディック」という名前をつけました。

最初は、ブレンデッドウイスキーに使用するためのモルトウイスキーを製造していました。

しかし、ウイリアムの曾孫サンディー・グラント・ゴードンは、世界にもグレンフィディックの良さを知ってもらうために、1963年に他社よりも先にシングルモルトとしての販売を開始。それまではブレンデッドウイスキーが一般的でしたが、スコットランド以外の国でもシングルモルトが飲まれるようになりました。

創業から100年以上もたっていますが、今でも世界中で愛される人気銘柄として飲まれ続けています。

受賞歴

  • グレンフィディック12年
    • 2014年 インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC) 金賞
    • 2014年 インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC) 金賞
  • グレンフィディック15年 ソレラリザーブ
    • 2014年 スコッチウイスキーマスターズ 金賞
    • インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC) 銀賞

グレンフィディックの製法の特徴

次にグレンフィディックの製法の特徴を解説していきます!

グレンフィディックの製法の特徴は、ウイスキーの製造工程ごとにその道のプロフェッショナルな職人をつけて品質管理をしているという点です。

例えば、グレンフィディックを作る過程の中で、糖化と発酵のプロフェッショナルはマッシュマンと呼ばれ、マッシュタン(糖化槽)を用いて、原酒を仕込みます。その後ウォッシュバック(発酵槽)に移して、酵母を加えて発酵をします。マッシュマンは、ウォッシュバックの温度や量などを全て記録して管理をしていきます。

このほか、スチルマンと呼ばれる蒸留のプロやポットスチルのプロ、樽職人などそれぞれの工程に常にプロフェッショナルがいて、品質管理を行なっています。

こうすることで長い間世界で人気の高いグレンフィディックの品質を守っているのです。

まとめ

スコッチウイスキーのひとつ、グレンフィディックについてまとめました。スペイサイドで作られる名作ウイスキーのうちの1つです。

この鹿マークのロゴを見たことのある人は多いのではないでしょうか?読んでいただければ分かるように、人気高く世界中で親しまれているウイスキーです。

スコッチを代表するウイスキーの一つなので、ぜひ飲んでみてください。

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