ジムビームは、アメリカのケンタッキー州で作られるバーボンウイスキーです。
ホワイトオークの新樽を熟成させて作られており、バニラのような甘さが特徴です。
それでは、ジムビームを詳しく紹介していきます。ジムビームのことを深く知りたい人や・ジムビームを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!
- ジムビームは、アメリカのケンタッキー州で作られる、バニラのような風味と甘さを特徴とするバーボンウイスキー。
- 長年ビーム社が経営を担っていたが、2014年、サントリーが買収。現在は「ビームサントリー」として販売されている。
- ラインナップが多い中、手頃な価格で手に入れられる種類も少なくない。
- 2024年4月には、ジムビームピーチを販売開始予定。
味わいとラインナップ
ジムビームは、バーボンらしいバニラのような甘さや風味が特徴的です。ジムビームのラインナップは以下の通りです。
- ジムビーム ホワイト
- ジムビーム ライ
- ジムビーム ダブルオーク
- ジムビーム アップル
- ジムビーム ハニー
- ジムビーム デビルズカット
- ジムビーム ブラック
- ジムビーム シングルバレル
- ジムビーム ライワン
それでは、各ラインナップごとに細かくその特徴を見ていきましょう。
ジムビーム ホワイト
ジムビーム ホワイトはジムビームのスタンダード品です。
スーパーやコンビニなどでも見かけることもあり、日本人にとっては一番なじみ深いバーボンと言えます。
フローラルやカラメルの香りに上品なバニラ。バーボン特有のエステリーや甘みがしっかりと残る味わいです。おすすめの飲み方はハイボールです。
ジムビーム ライ
ジムビーム ライはライ麦を原料に作られているボトルです。
ジムビーム ライは通常のライと違ってスパイシーでドライな味わいになっています。バーボン初心者でも飲みやすいのでこれからバーボンを飲みたい方にもおすすめです。ライ麦パンのような味わいを感じることができます。
ジムビーム ダブルオーク
ジムビーム ダブルオークは、バーボン樽で4年以上熟成させたあと、アメリカンオークの新樽で3〜6ヶ月後熟させたボトルです。
きつめのチャーリングをした樽で熟成しています。そのため、ジムビームの本来の香りはそのままで、カラメルやビター感がプラスされています。
ロックで香りを楽しむのがおすすめです。
ジムビーム アップル
ジムビーム アップルは、ジムビームに青リンゴ系のスピリッツを加えて作られています。
こちらはウイスキーではなく、ウイスキーリキュールです。
アルコール度数は35%とウイスキーより低いです。なめらかな口当たりと爽やかな味わいを楽しめます。カクテルなどにぜひ活用ください。
ジムビーム ハニー
ジムビーム ハニーは名前の通りジムビームにハニーを加えたウイスキーリキュールです。ハチミツの甘い味わいとオーク樽由来の香りが特徴のボトルです。
バニラやキャラメルのような甘い香りと味わい、フィニッシュもハチミツの甘さが長く続きます。
とても甘さが強いため、水割りやロックで楽しむのがおすすめです!ウイスキー初心者の方も飲みやすいボトルですよ。
ジムビーム デビルズカット
ジムビーム デビルズカットはノンエイジのボトルです。
樽に沁み込んで取り出せなくなった原酒(デビルズカット)も取り出し、ボトリングした一本です。
香りはバニラやナッツ、口に含むとハチミツのようなまろやかな甘みを感じます。フィニッシュはモルトのような風味を楽しめます。
おすすめの飲み方は、ロック。甘みはそのままでさらにモルトの風味やウッド香を楽しめるため、本来の味わいを感じられます。
ジムビーム ブラック
ジムビーム ブラックは、6年以上熟成させた原酒を使って作られており、ジムビームの中では最高ランクのボトルです。
ダークチョコレートのような高級感のある香り、味わいはバニラアイスのような甘みと酸味を感じられます。
6年熟成ということもありアルコール感もそこまで強くありません。そのため、初心者でもストレートから飲みやすい銘柄です。ハイボールにしても異なる風味が楽しめるので、ストレートが少し心配な方はハイボールから飲んでみてはいかがでしょうか。
ジムビーム シングルバレル
ジムビーム シングルバレルは、単一樽でボトリングしているシムビームの銘柄です。
お値段は他のラインナップに比べると少し上がりますが、そのぶん贅沢で濃厚なジムビームの味わいを楽しめます。
レモンピールなどの柑橘系の香りやゆずのような香り、口に含むと深いバニラとカラメルのような甘さを感じられます。フィニッシュはリッチなオークの余韻を最後まで楽しめます。
ジムビームの味わいを楽しむためにもストレートで飲むのがおすすめです!
ジムビーム ライワン
ジムビーム ライワンは高級ライ・ウイスキーです。アメリカでライ・ウイスキーが若者から注目を浴びていることから作られました。
すでに販売されているジムビームライよりもさらにまろやかな口当たりを楽しめるボトルです。
バニラやカラメルの香りにスパイスを感じる味わい、ペパーミントやオーク樽由来の風味を堪能できます。
他のボトルに比べるとかなりスリムでスタイリッシュなデザインなのも特徴。
手に入れるのが難しいため、バーで見かけたらぜひ注文してみてください。
ジムビームはこんな時に買う・注文すべき
ジムビームのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。
そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!
ジムビームの歴史
ジムビームは200年を超える年月をかけて、「ビーム家」が7世代に渡って作り上げてきた歴史があります。
全ては、1795年ドイツから移住したビーム家の「ジェイコブ・ビーム」が創業し、ウイスキー「オールド・ジェイク・ビーム・サワーマッシュ」を販売したことから始まります。これはその当時の農民や開拓者から特に支持を受けました。
そしてその後、3代目の「デビット・ビーム」が販売した「オールドタブ」というバーボンがさらに人気を集めます。4代目の「ジェイムズ・ベーカー・ビーム」はオールドタブで得た資金を元にクリア・スプリングスにオールドタブ蒸溜所を新設し、事業拡大に成功。
その結果、この蒸留所はアメリカの禁酒法時代をも乗り越えられるほどの資産となりました。禁酒法時代が終わりを迎えたのち、ビーム一家はクレアモントに新しい蒸留所を建設し1940年に「ジムビーム」が完成して今に至ります。
ジムビームは長年ビーム社が経営していましたが、2014年にサントリーホールディングスが買収し、現在は「ビームサントリー」としてジムビームを販売しています。
ジムビームの製法の特徴
ジムビームは、バーボンの一種でとうもろこしを原料として作られており、甘くスムースな飲み心地が特徴です。
ジムビームを作っているケンタッキー州は、土地が石灰石地質としても有名です。石灰石の岩棚を通って流れてくる水は、自然によってろ過されていくため、良質な水になります。
ジムビームもこの良質な水である「ライムストーンウォーター」を使用して作られています。この湧き水はカルシウム成分が多く、ウイスキーを作る中で発酵する際に酸が増えるのを抑制、原酒本来の味を引き出しやすくなります。
また、ジムビームでは伝統的な酵母「ジャグ・イースト」を使用している点も大きな特徴です。ビーム一族に代々受け継がれている貴重な酵母のため、ジム・ビームは週末は自宅で保管していたほどです。この酵母を長い間守り続けていることも、同じ品質のジムビームを生産するための要因の1つといえます。
ジムビームは蒸留をした後にハイワインの内側を焦がしたばかりのオーク樽(=チャー)で熟成します。チャーの中でも内側がワニの皮膚のようなうろこ状になっている状態にまで焼いたものは「アリゲーターチャー」と呼ばれており、ジムビームはこのアリゲーターチャーを使用している点も特徴的です。
まとめ
ジムビームは特段ウイスキー好きじゃなくても聞いたことある銘柄ですよね!とても有名な銘柄の一つです。居酒屋でも多くの店でジムビームハイボールを取り扱っています。
ジムビームホワイト以外のジムビームもぜひ飲んでみてください!
先日見に行った某店で見かけたジムビームアップル pic.twitter.com/cjI6CuO1KV
— Peaty【ウイスキー情報サイト】 (@Peaty__Whisky) October 10, 2022
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