アーリータイムズは、アメリカで作られるケンタッキー ストレート ウイスキー(バーボンウイスキー)です。
日本ではアサヒビールが販売をしているウイスキーで、2022年からは明治屋が日本の総代理店となり、販売を行っています。アメリカ国内ではケンタッキーストレートウイスキー、輸出用ではバーボンウイスキーとして販売されています。(名前が異なる理由は後述します!)
それでは、アーリータイムズを詳しく紹介していきます。アーリータイムズのことを深く知りたい人や・アーリータイムズを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!
アーリータイムズはこんな時に買う・注文すべき
アーリータイムズのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。
そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!

味わいとラインナップ
アーリータイムズは、エステル香やフルーティーな甘さが特徴のボトルです。
- アーリータイムズ イエローラベル
- アーリータイムズ ブラウンラベル
- アーリータイムズ ホワイト
- アーリータイムズ354
- アーリータイムズ 150周年記念ボトル
- アーリータイムズ ブラインドアーチャー
- ミントジュレップ
アーリータイムズのラインナップとラインナップごとに細かくその特徴を見ていきます。
アーリータイムズ イエローラベル

アーリータイムズ イエローラベルは、アーリータイムズのスタンダード品です。
トウモロコシ79%、ライ麦11%、大麦モルト10%の割合で作られており、アメリカではケンタッキー・ストレートウイスキー、輸出用ではバーボンウイスキーとして販売しています。ちなみに、ケンタッキー・ストレートウイスキーとバーボンウイスキーの違いは、記事後半で解説しているので参考にしてください。
熟成に使う樽は内側の表面を炙った(トースト)後にチャー(強く焼き入れをすること)を施したものを使用しています。
香りはカラメル、バナナ、エステル香、口に含むとエステルの風味、カラメル、カカオなどの風味が楽しめます。
おすすめの飲み方はストレートです。熟成年数は長くありませんがバーボンならではの風味を楽しめます。

アーリータイムズ ブラウンラベル
アーリータイムズ ブラウンラベルは、1996年にリリースされたマスターブレンダーが厳選した原酒を使って作られている銘柄です。
イエローラベルとは、主に製法と原料の割合に違いがあります。
原料は、トウモロコシ72%、ライ麦18%、大麦モルト10%の割合で配合されています。
また、イエローラベルに比べてトーストの時に強めに火を入れて炙っているため、よりコクのある味わいになっています。
香りは、バナナやマンゴーのようなトロピカルな香り、口に含むとバナナ、ドライフルーツの風味を感じられます。
おすすめの飲み方はストレートです。
イエローラベルと比べるとエステル香が抑えられ、トロピカルな甘さを感じられるボトルです。

アーリータイムズ ホワイト

アーリータイムズ ホワイトは、2022年9月に日本先行販売でリリースされたボトルです。
ハチミツ、キャラメルの香りで口に含むと上品な甘みやなめらかな口当たりを楽しめます。
アルコール臭も抑えられており飲みやすいボトルのため、ストレートで飲むのがおすすめです。

アーリータイムズ354

アーリータイムズ354は、禁酒法時代のアーリータイムズの復刻版で2011年にリリースされました。
354とは、連邦政府の許可証番号からとっており、製造許可としてはケンタッキー州最古のものです。
香りは、バナナの甘みとレモンの酸味、口に含むとバナナ、レモン、オークの風味を感じられます。フィニッシュは、ナッツのような香ばしさを楽しめます。
イエローラベルよりもフルーティーで少し華やかさがプラスされています。
おすすめの飲み方はストレートです。

アーリータイムズ150周年記念ボトル

アーリータイムズ150周年記念ボトルは、2010年にリリースされた150周年を記念して作られたボトルです。
禁酒法時代に使われていたフラスコ型の瓶やラベルなど当時のものを再現して作られています。
バタースコッチやバニラビーンズの風味を楽しめる味わいです。
なかなか見かけることがないため、バーなどで見つけたらぜひ飲んでみてください。

アーリータイムズ ブラインドアーチャー

アーリータイムズ ブラインドアーチャーは、アーリータイムズのフレーバードウイスキーです。
アーリータイムズに青リンゴやシナモンを加えて作られており、アルコール度数は33%です。
アルコール度数は割と高めで、青リンゴやシナモンの風味もしっかりしてるため、ハイボールやジュースで割って飲むのもおすすめです。

アーリータイムズ ミントジュレップ

アーリータイムズ ミントジュレップは、アーリータイムズにミントフレーバーをつけたリキュールです。
もともとミントと砂糖を合わせてバーボンと飲むカクテルがあり、それを誰でも簡単に飲めるように作られたものです。
アルコール度数は30%あり、炭酸で割って飲むのが基本的な飲み方です。
炭酸割りでさっぱり飲めるため、食中酒にもおすすめです。

アーリータイムズの歴史
続いてアーリータイムズの歴史について紹介していきます。

アーリータイムズは1860年にケンタッキー州のアーリータイムズ・ステーションという村から始まりました。
アーリータイムズは開拓時代という意味も持っています。当時は、イギリスからアメリカ大陸にたくさんの移民が移り住み始めた時代でもあり、そこにあやかって村の名前を付けたと言われています。
創業者は、あのジム・ビームの叔父でもあるジョン・ヘンリー・ジャック・ビームで、最初はアーリータイムズ・ステーションに蒸留所を作りました。しかし、その後ケンタッキー州の中でも最大の都市であるルイビル、ダウンタウンへ引っ越しています。
アーリータイムズが注目を浴びたのは、1920年から続いたアメリカの禁酒法の時代です。
禁酒法が始まると基本的には全てのお酒の販売が禁止され、閉鎖に追い込まれる蒸留所も多くありまし。しかしながら、アーリータイムズは「医療用」と打ち出して政府の許可をもらって販売していました。(I.W.ハーパーと同じですね)
薬用ウイスキーとして政府の許可も得ているアーリータイムズは、当時のウイスキー業界ではかなり珍しいケースで、この時代に高い知名度を獲得しました。
その後、ブラウン・フォーマン社が買収し、以降もバーボンウイスキーとしてはトップクラスの売上を誇るウイスキーとなりました。
1970年には、時代のニーズに合わせてアルコール度数を調整して販売したり、1996年にはスタンダード品とは違う個性をもつアーリータイムズ ブラウンラベルをリリースしたりと常に変化を続け、多くのファンを獲得しています。
アーリータイムズの製法の特徴
次にアーリータイムズの製法を紹介します。
原料
アーリータイムズで使われる以下の原料は、インディアナ州のものを使用しています。
- トウモロコシ
- ライ麦
- 大麦

仕込水は、ケンタッキー州特有のライムストーンウォーターという水を使用しています。ケンタッキー州の地盤は石灰層でできているため、地層を流れてくる間にミネラル成分が除かれてバーボン作りにぴったりの良質な水ができます。
製麦・糖化・発酵・蒸留
アーリータイムズの蒸留所の発酵槽は全部で12基あり、最近技術を兼ね備えた機材を使っています。
熟成
熟成に使用する熟成樽は、自社で運営する樽工場で作られたものだけを使用しています。

自社で作成していることにより、樽の内側のチャーリング(樽の内側を焦がすこと:汚れ除去と風味向上の効果がある。)の度合いを細かく調整することができるため、アーリータイムズの重要なポイントとなっています。ちなみに、アーリータイムズはケンタッキー州で自社樽工場を有する唯一の蒸留所です。
その他
アーリータイムズはバーボンと思われがちですが、実はバーボンの基準を満たしていないことからアメリカでは、「ケンタッキー ストレート ウイスキー」として販売されています。
アメリカ国内でバーボンを名乗るための条件の一つとして、「内側を強く焦がしたホワイトオークの新樽に入れて熟成させる」という基準があります。アーリータイムズでは新樽ではなくリフィル樽も一部使用していることからバーボンと名乗ることができません。
そのため、アメリカ国内と輸出用では以下のような表記の違いがあります。
アメリカ国内 ケンタッキーストレートウイスキー
輸出用 バーボンウイスキー
まとめ
アーリータイムズは歴史の長いバーボンウイスキーの一つです。その中でも直近で買収・代理店の変更があったウイスキーですね。代理店が明治屋に変わり、今後の販売量や供給量など変わるかもしれませんね。輸入する銘柄も増減あるかもしれないので、お気に入りがある方は今のうちに買っておきましょう!
そのためのバーボンについてもまとめておりますので、合わせて読んでみてくださいね!