バーボンを徹底解説!歴史・味わい・代表銘柄など

アメリカンウイスキー

こんにちは。Peaty編集部です。

バーボンは世界5大ウイスキーの1種つである「アメリカン・ウイスキー」の中の1つです。よくアメリカ映画では渋い主人公がバーボンを飲んでいるイメージがありますよね。個人的にはディカプリオがやっていたジムビーム(バーボンの1種)のCMがとても印象深い!ディカちゃん格好いいですよね。

https://prtimes.jp/i/6755/1/resize/d6755-1-703260-0.jpg

この記事ではそんなバーボンの種類や特徴、味わいを紹介します。

編集部
編集部

POINT

  • バーボンはアメリカンウイスキーの一種であり、アメリカ合衆国で生産される。
  • バーボンの定義は以下の5つの要件から成り立つ:トウモロコシを51%以上使用すること、中を焦がした新樽のみで熟成させること、連続式蒸留器でアルコール度数が80%以下になるように蒸留すること、熟成前のアルコール度数が62.5%以下であること、アルコール度数40%以上で製品として瓶詰めされること。
  • バーボンの特徴は、トウモロコシ特有の甘みや焦がした樽の風味、バニラやカラメルなどの甘い香りであり、一般的に軽やかでクリアな味わいを持つ。
  • バーボンの起源は1789年で、バーボンウイスキーがケンタッキー州のバーボン郡で初めて造られたことに由来する。
  • アメリカ独立戦争後のウイスキー税によって起きた「ウイスキー・レベリオン」により、ウイスキー作りの知識を持つ移民がケンタッキー州やテネシー州に増加し、バーボンの製造が広まった。
  • バーボンを名乗るには定義を満たす必要があるが、一部のブランドは定義に合致しながらも「バーボン」ではなく別の名前を使用している。例えば、ジャックダニエルは「テネシーウイスキー」と名乗っている。
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バーボンとは?

バーボンは世界5大ウイスキーの一つであるアメリカンウイスキーに含まれます。なお、世界5大ウイスキーとは以下の5つの生産地で分類されているウイスキーの総称です。

  • スコッチウイスキー
  • アイリッシュウイスキー
  • カナディアンウイスキー
  • アメリカンウイスキー
  • ジャパニーズウイスキー

後述しますが、バーボンは、アメリカンウイスキーの中でもバーボンとしてアメリカの法律で定められた製法を取ったものを指します。わざわざお酒のために法律が定められているのも驚きですよね。

バーボンの定義

バーボンはアメリカの基準により明確に造り方が定められているウイスキーです。バーボンの定義は、以下の5つです。

  • 原料にトウモロコシを51%以上使うこと
  • 中を焦がした新樽のみで熟成させること
  • 連続式蒸留器でアルコール度数が80%以下になるように蒸留すること
  • 熟成前、樽に入れる前のアルコール度数が62.5%以下であること
  • アルコール度数40%以上で製品として瓶詰めされること
  • アメリカ合衆国で生産されること

バーボンの特徴

バーボンウイスキーの特徴としてトウモロコシ特有の甘みや焦がした樽の風味、バニラやカラメルなどの甘い香りが挙げられます。また、熟成年数は一般的に6年程度で軽やかでクリアな味わいです。

ちなみにスコッチウイスキーは、バーボンの熟成に使用した樽を用いて熟成されることもあります。一度使った樽を使い回すんですね。

一方でバーボンは定義の通り、新樽のみが使われます。使用済みの樽を使用するか、新樽のみを使うかという点もバーボンとスコッチの大きな違いの1つです。

定義を満たしたからといって必ず「バーボン」を名乗る必要があるかというとそうではありません。例えば、ジャックダニエルは上記を満たしてますがバーボンとは名乗らず、「テネシーウイスキー」と名乗っています。

バーボンの歴史

バーボンの起こり

バーボンの始まりはアメリカの建国と同じ1789年まで遡ります。所説あるのですが、エライジャ・クレイグという牧師さんが火事でたまたま焦がしてしまった樽にウイスキーを保存していたことが起源と言われています。

「バーボン」という名前は、この時初めて造られたバーボンウイスキーがケンタッキー州のバーボン郡で造られたことに由来します。尚、バーボン郡という名前は、フランスのブルボン朝にちなんでつけられています。アメリカの独立戦争の際に支援をしてくれたブルボン朝への感謝の意を表現しています。

この地域でバーボンが造られるようになった理由は2つあります。

  • バーボン造りに重要なトウモロコシ、良質な水、オーク樽が揃っていたこと
  • 移民と共にウイスキーの蒸留技術がやってきたこと

こうした条件もあり、バーボンの製造は広がっていくようになりました。

アメリカの歴史とバーボンの歴史

バーボンの醸造が始まる少し前、1775年から 1783年にかけては、「アメリカ独立戦争」がありました。アメリカ東部の13個の州がイギリスからの独立を目指して戦い、勝利を納めたことによりアメリカ合衆国は独立することとなります。

独立したアメリカ合衆国は、戦争によって生じた負債を返却するため、1791年から国内で生産物にたいしての税金をかけはじめます。その課税は国内で生産された蒸留酒にまで及び、ウイスキーももちろん対象となります。(当時の蒸留酒のほとんどがウイスキーであったため、「ウイスキー税」と呼ばれました。)

ウイスキーは主に西部開拓民の農家によって作られており、彼らの重要な副収入となっていました。そのため、西部開拓民は課税に猛反発をし、反乱を起こします。これは「ウイスキー・レベリオン(Whisky Rebellion)」と呼ばれています。ウイスキー・レベリオンは課税が開始された1791年から1794年にかけて起きました。

ウイスキー・レベリオンのなかで、一部の住民達は反乱に加わらず、アメリカ合衆国の国外に逃亡しました。当時のケンタッキー州やテネシー州はアメリカ合衆国に属していなかったため、ウイスキー作りに知見や経験のある移民が増えました。ウイスキー・レベリオンによって移民が増えたことにより、ケンタッキー州やテネシー州でのウイスキー作りは勢いを増しました。

おすすめ銘柄と蒸留所

バーボンの蒸留所では、1つの蒸留所で複数の銘柄を造ってケースが多くあります。また、バーボンの蒸留所はケンタッキー州とテネシー州の2つの州に分布しています。

ケンタッキー州の蒸留所

ジムビーム蒸留所 – JIM BEAM –

設立は1795年です。世界中で非常に人気が高くバーボンの代表的な蒸留所といっても過言ではありません。現在まで7世代も続く家族経営で、代々受け継がれてきた製法と秘伝の酵母でジムビームを造っています。

2014年にサントリーホールディングにより買収されたため日本でもジムビームハイボールの広告を見かけるようになりました。(前述したディカちゃんのCM、これです。格好良い。。。)

代表銘柄はジムビームホワイトです。

日本ではスーパーなどでも手に入れやすいウイスキーで、ハイボールで爽やかに飲む飲み方が人気です。バーボン特有のキャラメルやバニラのような甘い香りとフルーティーな香りとまろやかな口当たりを楽しめます。

ヘブン・ヒル蒸留所 – Heaven Hill Distillery –

アメリカでもトップクラスの生産量で、様々な銘柄を造っている大きな蒸留所です。

創業は1934年ですが1996年に落雷により炎上してしまいましたが、逆境に負けず他の蒸留所を買収して現在も生産を続けています。

代表銘柄は数多くありますが、蒸留所の名前がついているウイスキーは「ヘブンヒル オールドスタイルバーボン」です。バーボンらしいバニラのような甘さや樽の香りを感じられるウイスキーです。

メーカーズマーク蒸留所 – Maker’s Mark –

1840年に創業した家族経営の蒸留所です。この蒸留所の特徴はライ麦を使用せずに冬小麦を使用して造られることです。親会社はサントリーになりますが、古くから受け継がれている製法は変わらず残っています。

代表銘柄のメーカーズマークは日本でも人気が高いウイスキーの1つです。

他のウイスキーと並んでいてもボトルネックの赤い封ろうが目に止まりますよね。この封ろうも1つずつ手作業で作られているため、ボトルによって形が違います。今度見かけた時に、1つ1つ違うことをぜひ確認してみてください。

メーカーズマークレッドトップはバニラとほんのり蜂蜜を感じる香りと、冬小麦がもたらす柔らかい甘みが特徴です。

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フォアローゼズ蒸留所 – Four Roses –

2001年にキリンビールが買収した蒸留所です。複数の銘柄を造ることが多いバーボンの蒸留所に比べて、この蒸留所はフォアローゼズのみを造っています。素材にこだわっており、50年以上同じトウモロコシ農家のものを使用しています。

フォアローゼズはボトルに赤いバラが描かれており、その見た目に匹敵する華やかな香りや滑らかな味わいが楽しめるため、女性人気も高いウイスキーです。長期熟成のフォアローゼズプラチナや1つの原酒から造っているフォアローゼズシングルバレルなどラインナップが多いのも特徴です。

ウッドフォードリザーブ蒸留所

1812年創業で、こだわりの製法と少量生産で有名な蒸留所です。

バーボンの中では珍しい単式蒸留器で3回蒸留でバーボンを造っています。この製法により、複雑な味わいと柔らかさを感じられます。

また、後述するジャックダニエルと同じ「ブラウンフォーマン社」がこの蒸留所を所有しています。余談ですが日本では競馬のケンタッキーダービーのオフィシャルバーボンとしても知られてます。

代表銘柄はウッドフォードリザーブで、なめらかな口当たりと上品な味わいが特徴です。

ボトルの形が薄型なところも印象的ですね。

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テネシー州

ジャックダニエル蒸留所 – Jack Daniel’s –

1866年創業の歴史が長くアメリカで初めて登録された蒸留所としても有名です。

ジャックダニエルはテネシーウイスキーに分類されます。

テネシーウイスキーとは、バーボンウイスキーの中でもテネシー州にある蒸留所で、チャコール・メローイング製法(蒸留液を木炭で濾過する製法)で造られたウイスキーをさします。

ラインナップが豊富なジャックダニエルですが、その中でもスタンダードな銘柄が「ジャックダニエルブラック」です。

バニラのような甘い香りとまろやかな風味が特徴です。バランスが良いため初心者でも飲みやすいウイスキーです。

まとめ

日本でもよく見かける銘柄ばかりのバーボンウイスキーを紹介しました。

皆さんは「キングスマン2ゴールデン・サークル」をご覧になったことはありますか?あの映画でステイツマン達が本拠地としているのがまさにバーボンウイスキーの生産地ですね。(そもそも組織の大事なメンバーの1人の名前が「ウィスキー」ですしね…)筆者はそのようなアメリカ映画を見るとついついバーボンを一緒に飲みたくなります。

アメリカ映画のお供に是非!本日はそんなバーボンウイスキーをご紹介しました。

世界の5大ウイスキーやアメリカンウイスキーそれ自体についても解説しています!以下の記事もぜひ読んでみてください。

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