日本のシングルモルトウイスキー、白州のご紹介

シングルモルトを知ろう!

こんにちは。Peaty編集部です。

白州は日本で作られるシングルモルトウイスキーです。

白州蒸留所は、世界でも稀な自然に囲まれている蒸留所のため森の蒸留所とも呼ばれています。

そこで造られるウイスキーは、森を感じさせるようなミントや若葉のようなみずみずしい香りにフルーティーな風味、ほんのりスモーキーさも感じることもできます。

それでは、白州を詳しく紹介していきます。

白州のことを深く知りたい人や、白州を今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部

POINT

  • 白州はサントリーによって作られている日本のウイスキー
  • スタンダード品の他、白州12年と白州18年が発売されております(見つけるのはなかなか難しいですが)
  • 12年、18年と熟成年数が長くなるほど、香りや味わいに深みが出ています
  • 熟成に使われている樽の種類はホワイトオークで、白州に優しい甘みを付与しています
  • サントリーのウイスキー作り50周年を記念して、1973年に設立されました
  • 2023年10月にリニューアルオープンしました。
スポンサーリンク

味わいとラインナップ

白州は、ほのかなスモーキー感と爽やかな味と香りが特徴的なウイスキーです。

白州3つのラインナップの特徴を細かく説明していきます。

  • 白州(ノンエイジ)
  • 白州12年
  • 白州18年

白州(ノンエイジ)

白州のスタンダード品で、ミントのような爽やかでフレッシュな香りに、軽く爽やかな味わいが特徴です。

最後はほのかなスモーキー感や甘み、キレも感じられるフレーバーを楽しめるウイスキーです。

メインの熟成樽は、ホワイトオーク樽を利用しています。

爽やかな風味が特徴の白州はハイボールで飲むのがおすすめ。ミントの香りと炭酸の相性が抜群です。

また、白州のハイボールにミントを入れて飲む「森香るハイボール」もおすすめですよ。

お肉料理などの味がしっかりした料理の食中酒にもおすすめです。

メーカー希望小売価格は4,500円ですが、なかなかその価格では手に入れることは難しくなっています。

白州12年

白州12年は、熟成年数が12年以上の原酒でできているウイスキーです。

熟成年数が長いため、スタンダード品よりも深い香りや味わいを感じられます。

スタンダード品と同じようにメインはホワイトオークで熟成されています。

青リンゴやジャスミンのような香りで、優しい甘みに最後は柔らかいスモーキーさを感じられます。

スタンダード品よりもさらに爽やかな香りやふっくらとした甘みを感じられる白州12年は、バーでゆっくりとストレートで飲むのがおすすめです。

メーカー希望小売価格は10,000円ですが、ノンエイジのものと同じく、その価格では手に入れることは難しくなっています。

サントリー シングルモルトウイスキー 白州
¥24,480 (2022/07/05 13:38時点 | Yahooショッピング調べ)

白州18年

白州18年は、熟成年数が18年以上の原酒でできているウイスキーです。

白州の爽快な爽やかさは残しつつ、白州12年よりもさらに深い香りとスモーキー感を味わえます。

ミルクキャラメルのような香りに、はちみつのような甘さ、最後は熟した果実のような香りと心地よいスモーキーの余韻を楽しめます。

白州18年も香りと味を楽しめるストレートがおすすめです。

しっかりとした甘さもあるため、食後のデザートと一緒に贅沢に飲むのはいかがでしょうか。

メーカー希望小売価格は32,000円ですが、定価で見かけることはほぼなくなっていますね。。。

リカーフロント 楽天市場店
¥77,000 (2024/05/03 08:59時点 | 楽天市場調べ)

その他限定販売品

  • 白州25年
  • 白州ヘビリーピーテッド
  • 白州バーボンバレル
  • 白州シェリーカスク
  • 白州スパニッシュオーク
  • 白州ハイボール缶

白州25年

白州25年は、熟成年数が25年を超えるモルト原酒の中から、ウッディーなものやスモーキー感の強いものやシェリー樽熟成で果実の風味をしっかり感じられるものなどを厳選して後熟したウイスキーです。

香りも味も芳醇で深みもあり飲みごたえのある逸品。

熟した柿やチョコレートのようなしっかりとした香りに、クリーミーで熟成された果実の味で、スモーキーでフルーティーな余韻が長く続くのが特徴です。

こちらもできれば最初はストレートでじっくりと白州の味を味わうのがおすすめ。

他のラインナップに比べると簡単には手に入らないため、バーなどで見つけたらぜひ試してほしいウイスキーです。ボトルで見つけたあなたは超ラッキー!(2022年現在、定価16万円に対して市場価格は80万円超えですが・・・2023年現在、確認したところ、60万円台くらいで見つかりますね・・・)

白州ヘビリーピーテッド

白州ヘビリーピーテッドは、白州の原酒の中でもピートの強いスモーキータイプの原酒のみを厳選して造られたウイスキーで、数量限定で2009年から何度か販売されています。

販売本数は数千本のため、とても希少価値の高い銘柄。

白州の自然を感じる若葉やミントのような風味とスモーキーでふっくらした柔らかい味が特徴です。

白州バーボンバレル

白州バーボンバレルは、2010年に数量限定発売されたウイスキーで、バーボンウイスキーを熟成するときに使用されたホワイトオーク樽を使ったモルト原酒のみで造られたウイスキーです。

青リンゴや柑橘系のフルーティーな風味にバニラのようなクリーミーな味わいが特徴です。

白州シェリーカスク

2012年に約4,000本の数量限定で発売されたウイスキーで、シェリー樽として使われたスペイン産のスパニッシュオークの樽を使用して熟成された原酒のみを使って造られています。

非常に人気が高く2014年にも数量限定で再販されていました。

シェリー樽由来のイチジクなどの香りと白州の爽快な味わい、カカオのようなほろ苦い余韻が少し残るのが特徴です。

酒のスーパー足軽 楽天市場店
¥378,000 (2023/04/10 21:20時点 | 楽天市場調べ)

白州ハイボール缶

2023年6月6日(火)より白州のハイボール缶が全国で発売される予定です。サントリーウイスキー100周年を記念した限定品。

白州といえばやはりハイボールですからね。白州らしい香りと甘み、キレを楽しめるハイボールであること間違いないと思います!

白州はこんな時に買う・注文すべき

白州のことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!

代表的なラインナップを記載いたします。

ウイスキ-白州のおすすめのシーン紹介

白州の歴史

次は白州蒸留所の歴史を紹介していきます!

ウイスキーは味を楽しむのはもちろんですが、ぜひこれまでの歴史も知った上で楽しんでみてください。さらにウイスキーを美味しく味わえますよ。

蒸留所の設立

白州を造っている白州蒸留所は、山梨県北杜市にあります。

南アルプスの山々の麓に位置しており、標高700m、約82万平方メートルの広い自然の中に蒸留所があることから「森の蒸留所」とも呼ばれています。

ここまで大自然に囲まれている蒸留所は世界的にも珍しい存在と言われています。

様々な賞を受賞し、今では日本を代表するシングルモルトウイスキーとなった白州ですが、ここに至るまでには長い道のりがありました。

白州蒸留所が完成したのは1973年です。山崎蒸留所に次ぐサントリー2つ目の蒸留所として、サントリーウイスキー50周年を記念して設立されました。一番最初に白州蒸留所で製造されたウイスキーが発売されたのはその21年後の1994年です。

サントリーの二代目社長の佐治敬三は、すでにウイスキーを造っていた山崎蒸留所とは、別の個性を感じられるウイスキーを造りたいと考えていました。

そして、初代チーフブレンダーで「水の狩人」とも呼ばれていた大西為雄が佐治敬三から名を受け、ウイスキー造りにぴったりの美しい水を探して全国をまわりました。

調査を開始してから数年、やっと見つけたのが今の白州蒸留所がある場所です。

壮大な南アルプスの山々で長い年月をかけてできた天然水は、適度なミネラルを含んだ軟水で、白州の香りや味わいを支える土台となっています。

/白州蒸留所は2023年10月にリニューアルオープンしました。このリニューアルでは、ビジターセンターの外壁に使用されている「花崗岩」が目を引きます。これは、南アルプス北部の山々を構成する岩石と同種のもので、森と調和しつつ、建物の存在感を際立たせています。

また、今回の目玉と言えるのが、ウイスキーを試飲できる「テイスティングラウンジ」です。大きな窓の外には白州の森が広がり、ゆっくりとウイスキーを味わえます。ただし、有料で、予約優先制のため、混雑時は予約のない場合は入場できない場合があります。気を付けてくださいね。

現在の売れ行き・人気ぶり

白州は、爽快さと様々な原酒をブレンドして造られる奥深さから世界中で人気のあるウイスキーとなりました。現在ではスーパーや酒屋さんでもなかなか見当たらない銘柄の一つとなっており、ノンエイジのものでも簡単には見つかりません。

世界中のメーカーが参加するインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)をはじめとした様々な賞を受賞も受賞しているため、年々人気が上がっています。

以下が過去に受賞した賞の一部です。

2018年ISC  最高賞「トロフィー」(白州25年)

2018年WWA ワールドベスト・シングルモルトウイスキー(白州25年)

2017年ISC  金賞(白州25年)

2016年SWSC 最優秀金賞(白州18年)

2017年ISC  金賞(白州18年)

2009年 IWSC 金賞「ベスト・イン・クラス」(白州12年)

2010年 IWSC 金賞「ベスト・イン・クラス」(白州12年)

2011年 SWSC 最優秀金賞(白州12年)

2012年 SWSC 金賞(白州12年)

2012年 ISC  金賞(白州12年)

2013年 SWSC 最優秀金賞(白州12年)

2014年 SWSC 金賞(白州12年)

2016年 SWSC 最優秀金賞(白州12年)

※ IWSC=「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション」
 SWSC=「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」
ISC=「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」

また、すっきりしていてフルーティーな風味もあるため、女性やウイスキー初心者にも飲みやすいため、人気のあるウイスキーと言えます。

サントリーウイスキー100周年記念ボトル

2023年、サントリーウイスキーの100周年記念を迎えました。白州はサントリーウイスキーの50周年を記念して設立されたので、白州蒸溜所自体は50周年ですね。

こちらの写真にあるのは100周年を記念した白州の限定ボトルです。豊かな森に囲まれた白州蒸溜所全景を描いています。白州12年にも限定ボトルがあり、それぞれ別のデザインのラベルが印刷されています。

白州の製法の特徴

見かけたらぜひ購入してみてください!

次に白州の製法の特徴を紹介します!

爽快で奥深い味わいの白州ができるまでにはそれぞれの工程で様々なこだわりがあります。

発酵の特徴

白州の麦芽は、白州らしい深い香味を作り出すために木桶発酵槽にこだわっているのが特徴です。

木桶発酵槽は、昔ながらの製法で手間はかかりますが、乳酸菌や微生物の働きを生かした白州特有の風味を作り出すことができます。

ポットスチルのこだわり

ポットスチルにもこだわりがあります。

白州蒸留所では、様々な大きさや形状のポットスチルを採用。

それぞれの特徴を生かして使い分けることで、個性の異なる多様な原酒を作ることに繋がっています。

樽へのこだわり

ポットスチルと同じように熟成樽も様々な種類を使い分けしています。

具体的にはホワイトオークやシェリー樽、バーボン樽などを使い分けることで、多様な原酒を作り出しています。

多様な原酒のつくり分け

ここまで説明してきたように、製造過程の中でポットスチルや樽など様々なものを使い分けることで、多様な原酒を作り分けしています。

いくつもの個性をもっている原酒を、熟年のブレンダーが絶妙なバランスでブレンドさせることで、爽快さや奥深さを感じられる白州を作り上げています。

まとめ

日本を代表する銘柄の一つ、白州についてまとめました。2023年現在は休止中ですが、通常時は工場見学も受け付けています。蒸溜所限定のグラスも買える楽しいツアーなので、再開したらぜひ言ってみましょう!(サントリー白州蒸溜所HP

グラスはこんなやつです。家で飲む水割り、ハイボールのクオリティが上がる気がします。

2023年になり、ボトルで買う難易度も下がってきたように感じます。また、バーや居酒屋で見つけることは難しくない銘柄です。みかけたらこの記事を読みながら是非飲んでみてください!

※ 希望小売価格の引用元はサントリー社のHPです。

タイトルとURLをコピーしました