スコッチのブレンデッドウイスキー、オールドパーのご紹介【スペイサイドのウイスキー】

スコッチウイスキー

オールドパーは、スコットランドのスペイサイド地方で作られるブレンデッドウイスキーです。

フルーツのような甘い香り、まろやかな口当たりが特徴のウイスキーです。

この記事では、オールドパーを詳しく紹介していきます。オールドパーのことを深く知りたい人や・オールドパーを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部
  • オールドパーは、フルーツのような甘い香りとまろやかな口当たりを持つブレンデッドウイスキー。
  • スコットランドのスペイサイド地方で生産され、当地のクラガンモアとグレンダランをキーモルトとしている。
  • 100年以上作り続けられている歴史を持つウイスキーである。
  • 四隅を角に立てることができる形状のボトルから、「右肩上がり」「倒れない」を連想させ、日本でも古くから縁起が良いと愛されている。
  • 比較的手頃で家庭にも起きやすいウイスキーである。
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味わいとラインナップ

オールドパーは、スペイサイドのクラガンモアなどをキーモルトとしており、フルーツのような甘い香りやまろやかな口当たりが特徴です。

ラインナップは以下の8つです。それでは、各ラインナップごとに細かくその特徴を見ていきます。

  • オールドパーシルバー
  • オールドパー12年
  • オールドパー18年
  • オールドパー クラシック18年
  • オールドパー スーペリア
  • オールドパー 特級デラックス
  • オールドパー トリビュート
  • オールドパー エリザベス

オールドパーシルバー

オールドパーシルバーは、オールドパーのスタンダード品(ノンエイジ)です。

柑橘系のフルーティーで爽やかな香りや、バニラのような甘い香りが特徴です。味わいは、軽くまろやかですっきりとしています。フィニッシュはほんのりスモーキーな風味も感じられる本格的なウイスキーです。

おすすめの飲み方は、オールドパー:炭酸=1:3で飲むハイボールです。ハイボールにすることでオールドパーのフルーティーさや爽やかな味わいを楽しめます。食中酒としてジューシーなお肉料理などと一緒に飲むのがおすすめです。

日本国内限定の流通商品ですが、居酒屋やバーなどで気軽に飲むことが可能です。

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オールドパー12年

オールドパー12年は、12年以上の原酒を使って作られています。バランスがよくスコッチウイスキーを堪能できる銘柄のため、オールドパーの代表作とも言われ、世界中から愛されてきたボトルです。

フルーツの甘さやリッチで芳醇な香り、ほんのりはちみつの香りも感じられます。味わいはまろやかで柔らかく、余韻はスコッチらしいピート感も楽しめます。

オールドパー12年の味や風味を堪能したい場合はストレートやロックがおすすめです。

しかし、バランスが良いため、水割りやソーダ割りにしてもしっかり味を感じられるため、食中酒としても力を発揮するウイスキーです。スコッチウイスキー初心者の方は、ハイボールから始めるのも良いですよ!

オールドパー18年

オールドパー18年は、18年以上熟成した原酒を使って作られているオールドパーの高級ボトルです。18年ものらしい芳醇な味わいを堪能できる贅沢な逸品です。

長期熟成からくるなめらかで芳醇な甘さや重厚でバランスの取れた味わいが堪能できます。

おすすめの飲み方は、オールドパー18年の美味しさを味わえるストレートやロックです。

バーで見つけたらぜひ頼んでみてください。

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オールドパー クラシック18年

オールドパー クラシック18年は2004年に発売された銘柄です。現在は終売していますが、たまに販売しているところもあるので、紹介します。

ブレンデッドウイスキーと思われがちですが、キーモルトを含めた9種類のモルトだけを使って作られたヴァッテッドウイスキーです。そのため、モルトのリッチな味わいはもちろん、フルーツの甘みやほんのりスパイシー感も感じられます。バランスの良い味わいを楽しむことができます。

こちらもクラシック18年の味を堪能できるようにストレートやロックで飲むのがおすすめです。甘くてフルーティーなので、食後にじっくり飲むのも良いかもしれません。

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オールドパー スーペリア

オールドパー スーペリアは、1989年に発売されたノンエイジのウイスキーです。

マスターブレンダーが長年作り上げてきたさまざまな種類から厳選した原酒を使って作られたプレミアムなボトル。

熟成されたフルーツの甘みとスモーキーな香りに華やかで奥深い味わいが特徴です。フィニッシュには、ピート感のあるスモーキーさが長く続きます。

マスターブレンダーが作り出した上質な味わいを楽しむために、ストレートかロックがおすすめです。ロックでは、時間をかけてじっくり飲むことで香りや味わいの変化も楽しめますよ。

オールドパー デラックス

オールドパーデラックスは、1980年代に販売されていたボトルで現在のオールドパー12年にあたるウイスキーです。

焦がしたカラメルやバニラの香り、味わいはピート感やモルト感を感じられます。

現在入手するのは困難な銘柄で、保存状態によっても味わいが異なるため、購入する際はうまく見極める必要があります。とても貴重なウイスキーなので、バーなどで見かけたらぜひ飲んでいただきたいウイスキーです。

オールドパー トリビュート

オールドパー トリビュートは「尊敬」や「敬意」という意味を持っているウイスキーです。

味わいはオールドパー12年と同等ですが、他のウイスキーと違ってかなり頑丈で高級な印象を与える化粧箱に入っています。

そのため、最近では15,000円以上で取引されていることも。見た目も豪華なので、ウイスキー好きな知り合いへのプレゼントにもおすすめです。

オールドパー エリザベス

オールドパーエリザベスは、エリザベス女王一世の即位450周年を記念して作られたプレミアムなウイスキーです。マスターブレンダーであるモーリン・ロビンソンが30年以上熟成した特別な原酒の中から厳選されたものをブレンドして作られています。

香りは熟したマンゴーや桃などのフルーツ感、フルーティーさと共にオークの風味を感じられ、最後はカカオのような余韻が長く続きます。

ウイスキー愛好家の中でも大変人気の高い銘柄で、非常に希少価値の高いウイスキーです。

オールドパーはこんな時に買う・注文すべき

オールドパーのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!

オールドパーの歴史

オールドパーは1871年に設立され、100年以上の歴史を持っているウイスキーです。ここでは、オールドパーの歴史を詳しく紹介していきます。

オールドパーは、1871年にグリンリース兄弟によって誕生しました。

スコットランドにある蒸留所と連携するウイスキー販売業者だったグリンリース兄弟の父親の仕事を引き継ぎ、それぞれの蒸留所のウイスキーをブレンドしようとしました。

そして試行錯誤を繰り返した結果、1871年にオールドパーが誕生したのです。

オールドパーという名前は、152歳まで生きて、英国史上最長寿といわれたトーマス・パーの愛称から取っています。そのため、オールドパーにあるラベルにも彼が生きた年代が書かれています。

トーマス・パーの長寿をウイスキーの熟成や長年のブレンド技術になぞらえてウイスキーの名前に使ったと言われています。

また、オールドパーは、日本に初めて上陸したスコッチウイスキーとも言われています。明治政府が派遣した岩倉使節団が日本に帰る際に持ち帰ってきたとされており、1873年には日本に来ていたことになります。

なお、現在はディアジオ社の傘下となって、運営されています。(ディアジオ社は、ジョニー・ウォーカー、ホワイトホース、I.W.ハーパーなども持っています)

オールドパーの製法の特徴

オールドパーのキーモルトは、スコットランドのスペイサイド地方にあるクラガンモアとグレンダランです。

クラガンモアは、フルーティーな香りに飲みやすくまろやかな味わいが特徴で、知名度は高くないものの根強いウイスキーファンが多くいる銘柄です。

グレンダランはクラガンモアとはまた違った味わいが特徴です。華やかな香りにハチミツや青リンゴのような香りで、飲んでいくと次第にスモーキー感も楽しめます。

この個性の異なる2つのキーモルトがオールドパーのフルーツのような甘い香りやまろやかな口当たりを作り出しています。

また、オールドパーはボトルの形も特徴的です。

オールドパーのボトルは四隅のうち1つの角を底にして立てることができます。

角を底にしてオールドパーを立てている様子

明治時代から、「右肩上がり」「倒れない」と言われ、演技担ぎと言う観点からも日本人にも愛されてきたボトルです。

まとめ

オールドパーはスコッチウイスキーのうちのひとつです。産地はスペイサイドで、製法はブレンデッドウイスキーの一種と言えます。ブレンデッドしてあるのでとても飲みやすいウイスキーとなっていますよ。

コンビニ等でも見かけやすい銘柄の一つですね。ボトルのギミックも面白いので、ぜひ家庭に一つはいかがでしょうか。

他の銘柄について知りたい方は以下の記事も読んでいってくださいね!

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