スコッチウイスキー、ロイヤルサルートのご紹介【ブレンデッドウィスキー】

スコッチウイスキー

ロイヤルサルートは、スコットランドで作られるブレンデッドウイスキーです。

スタンダード品から21年もののウイスキーを扱っており、豊かでフルーティーな香りやまろやかでリッチな口当たりが特徴です。使われているボトルのデザインもとても高級感のあるデザインでウイスキーを飲みながらリッチな気分を味わえます。

値段もそれなりなので、特別な時に飲むのにぴったりなウイスキーと言えます。

それでは、ロイヤルサルートを詳しく紹介していきます。ロイヤルサルートのことを深く知りたい人や・ロイヤルサルートを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部
  • ロイヤルサルートは、シーバス社が製造しているブレンデッドウイスキー。1952年のエリザベス女王2世の戴冠を記念して作られたのがはじまりである。
  • ストラスアイラをキーモルトとし、ほかにも名だたる原酒をブレンド。また、原酒として使用するのは21年以上熟成されたものとされており、深く豊かな味わいの秘密が垣間見える。
  • ウイスキーの味だけでなく、一緒に置かれるボトルの見た目もウイスキーの時間を演出するものととらえ、「フラゴン」と呼ばれる陶器のボトルを使用。
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ロイヤルサルートはこんな時に買う・注文すべき

ロイヤルサルートのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!

味わいとラインナップ

ロイヤルサルートは、豊かでフルーティーな香りやまろやかな口当たりが特徴のウイスキーです。

ロイヤルサルートのラインナップは以下の通りです。

  • ローヤルサルート21年 シグネチャーブレンド
  • ローヤルサルート21年 モルトブレンド
  • ローヤルサルート21年 ブレンデッドグレーン
  • ロイヤルサルート21年(旧ラベル)
  • ロイヤルサルート21年 ビーチポロエディション
  • ロイヤルサルート 100カスク
  • ロイヤルサルート 38年 ストーン オブ ディスティニー
  • ロイヤルサルート 50年
  • ロイヤルサルート ロイヤルウェディングエディション

それでは、各ラインナップごとに細かくその特徴を見ていきます。

ローヤルサルート21年 シグネチャーブレンド

ロイヤルサルート21年 シグネチャーブレンドは、2019年にリリースされた新フラッグシップボトルです。21年以上熟成させた原酒を使って作られており、エリザベス2世の王冠のサファイアをイメージした青を基調としています。

香りは洋ナシやナッツ、ほんのりシナモンも感じられます。口に含むとまろやかでトフィやキャラメル、ウッディな風味も楽しめます。余韻は中くらいのながさで柑橘系の風味や華やかな香りも感じられます。

おすすめの飲み方はロックです。ただし加水しすぎると華やかな風味が減ってしまうため、加水の量には注意しましょう。見た目にぴったりの品のある味わいが楽しめます。ロイヤルサルートはその豪華なデザインからギフトにもおすすめですが、1万円以上はしてくるため特別な記念日などに飲むのも良いかもしれません。

ローヤルサルート21年 モルトブレンド

ロイヤルサルート21年 モルトブレンドは、2019年にリリースされたロイヤルサルートの中では初めてのヴァッテッドモルトウイスキーです。21年以上熟成させたモルト原酒のみを使っているというとても贅沢なボトルです。

香りは、オレンジなどの柑橘系の香りやフローラルな香り、口に含むとクリーミーで芳醇なフルーツの甘みにほんのりスパイシーな風味も楽しめます。余韻はフルーティーさが長く続きます。

おすすめの飲み方はストレートです。塾年数が長いヴァッテッドモルトの味わいを存分に楽しんでください。モルト原酒のみを使用していることや受賞歴もあるウイスキーのため、価格の高騰や入手が難しくなってきているボトルです。そのため、バーなどで見かけたらぜひ試してみることをおすすめします。

ローヤルサルート21年 ブレンデッドグレーン

ロイヤルサルート21年 ブレンデッドグレーンは、2019年にリリースされたグレーン原酒のみをブレンドしたブレンデッドグレーンです。

アメリカンオーク樽で21年以上熟成させたグレーンウイスキーをメインにブレンドしている珍しいウイスキーです。

バニラアイスクリームや熟したパイナップルのような香りで、口に含むとフルーティーさとハチミツのような甘さ、後半はほんのりスパイシーな味わいも感じられます。グレーン原酒特有のスムースな口当たりが特徴です。

おすすめの飲み方はストレート又はロックです。癖が少なくまろやかで甘い味わいのため初心者でも飲みやすいボトルです。こちらも記念日などの大切な日にバーで飲むのがおすすめです。

ロイヤルサルート21年(旧ラベル)

ここまで紹介してきたロイヤルサルート21年の旧ラベルで、21年以上熟成させた原酒を使って作られています。

香りはベリーやほんのりスパイシーな香り、口に含むとキャラメルやビターチョコ、ウエハースのような味わいやまろやかな味わいを楽しめます。

全部でボトルの色が異なる3種類のラインナップがありますが、終売されてから時間が経っているため、最近見かけることが減ってきました。気になる方は早めに入手しておくかバーなどで探してみましょう。

ロイヤルサルート21年 ビーチポロエディション

ロイヤルサルート21年 ビーチポロエディションは、イギリスの伝統的な競技であるポロをテーマとして作られたウイスキーです。オーク樽で21年以上熟成させた原酒を使って作られています。

香りは、スモーキーな香りやりんごなどのフルーティーな香り、口に含むと柑橘系の風味やカラメル、オークの風味が感じられます。フィニッシュは、スモーキーさとカラメルの甘さがバランスよく長く続きます。

おすすめの飲み方は、ストレートです。ロイヤルサルート21年 ビーチポロエディションは、あまり販売しているのを見かけないため、バーで見つけたらぜひ飲んでみてください。

ロイヤルサルート 100カスク

ロイヤルサルート 100カスクは、ロイヤルサルートのマスターブレンダーであるスコット氏が厳選した原酒100樽をブレンドして作ったボトルです。

香りは、洋ナシなどのフルーティーな香りに加え、ハチミツやスパイシーな風味も感じられます。口に含むとハチミツなどの深い甘さとスパイシーさやスモーキーさも混ざり合っています。

おすすめの飲み方は、ストレートです。日本ではあまり見かけることのないボトルです。

ロイヤルサルート 38年 ストーン オブ ディスティニー

ロイヤルサルート38年 ストーン オブ ディスティニーは、38年以上熟成させた原酒を使って作られているウイスキーです。

英国の戴冠式に使われている「ストーン・オブ・ディスティニー(運命の石)」をイメージして作られているため、石がデザインされている芸術品のようなボトルが特徴的です。

香りはベリー系のフルーティーな香り、口に含むとベリーや甘いハチミツの味わい、余韻は甘くてウッディな風味を楽しめます。

38年以上の原酒を使っているため、ぜひストレートでダイレクトに味わっていただくのがおすすめです。あまり見かけることが少ないため、バーで見かけた際は一度は飲んでみていただきたい銘柄です。

ロイヤルサルート 50年

ロイヤルサルート50年は、エリザベス2世の戴冠50周年を記念して作られたウイスキーで2003年に世界で255本限定で特別にリリースされたウイスキーです。50年以上熟成した原酒を使っており、非常にレアなボトルです。

南国のフルーティーな味わいとスパイシーな味わいをバランスよく感じられる贅沢な逸品です。

ちなみに日本に入荷されたのは6本のみ、そのうちの3本は2003年6月2日から三越日本橋本店で販売されていました。ちなみに販売はキリンビールが担当していました。

日本ではもちろん、海外でも飲んだことのある方は一握り。もしどこかで見かけたらぜひ飲んでみてください。

ロイヤルサルート ロイヤルウェディングエディション

ロイヤルサルート ロイヤルウェディングエディションは、ヘンリー王子とメーガンマークルの結婚を記念して2018年にリリースされたボトルです。

アメリカンオークで熟成された原酒のみを使っており、一番長いものでは55年熟成の原酒もブレンドされています。ちなみに王子と王妃の年齢でもある36年と33年の原酒も使われています。

世界で70本限定リリースのため、日本で目にすることはほとんどないウイスキーですが、もし海外に行かれた際に運良く見かけたら飲んでみてください。

ちなみにお値段は1本で1万ドル(約110万円)と言われているかなり高価なウイスキーです。

ロイヤルサルートの歴史

次にロイヤルサルートの歴史を紹介します。

ロイヤルサルートは、1952年のエリザベス2世の戴冠式を記念してリリースされたのが始まりです。シーバスリーガルブラザール社によって製造・販売されています。

ロイヤルサルートをリリースしたのはサム・ブロンフスマンという人物です。ブロンフスマンは、シーバスブラザーズ社を1949年に買収しました。買収後、のちのシーバスリーガルのキーモルトとなるストラスアイラ蒸留所を買収します。このストラスアイラ蒸留所は、ロイヤルサルートのキーモルトも製造しています。

ブロンフスマンは、そのビジネス感覚の鋭さからエリザベス2正の戴冠式を記念して、シーバスリーガルとは全く別のハイクラスブランドを企画します。それが、ロイヤルサルートです。ロイヤルサルートとは、王室メンバーの誕生日や結婚、戴冠式といった特別行事の際に打つ空砲のことであり、ブランド名もここから取っています。また、熟成年数が21年からなのも、空砲を21回鳴らすことから来ています。

戴冠式用に一度だけ販売する予定でしたが、あまりに人気が出たため継続発売されることになります。

その後、1950年代以降はさらに拡大をし続け2000年にはISC2002プレミアムブレンデッドスコッチ部門の大賞、IWSC2002ベストブレンデッドスコッチ部門の大賞など多数の受賞歴もあります。

なお、現在のオーナーはペルノリカール社の傘下であるシーバス社です。

ロイヤルサルートの製法の特徴

最後にロイヤルサルートの製法の特徴を解説します。

ロイヤルサルートはシーバスリーガルでも使われているストラスアイラをキーモルトとして使っており、そのほか以下の原酒をブレンドしています。

  • グレンキース
  • グレンリベット
  • アベラワー
  • ロングモーン

これらの原酒の中から21年以上熟成した原酒を主に使っており、ロイヤルサルートの豊かでリッチな味わいを作り出しています。

また、ウイスキーを飲む時間をさらに素敵な時間に仕上げてくれる特徴的なボトルにもこだわりがあります。ロイヤルサルートで使われているボトルは、「フラゴン」という陶製容器を参考に作られています。フラゴンとは、18世紀後半に高価なお酒を入れるための容器として使われていたもので一目で高級感が伝わってきます。

まとめ

個人的にはウイスキーの世界の幅広さをより感じるウイスキーの一つだなと感じます。バーボンのような開拓魂溢れるようなウイスキーもあり、アイラモルトのような海の険しさに揉まれるウイスキーもありますが、このロイヤルサルートは、とても気品高い高級感が感じられるウイスキーです。

イギリス王家の「Royal」感を感じられるのが最大の特徴です。ボトルから、歴史から、味から、ぜひ品格を楽しんでみてください。

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