スコッチウイスキー、バルヴェニーのご紹介【スペイサイドのウイスキー】

シングルモルトを知ろう!

バルヴェニー(The Balvenie)は、スコットランドスペイサイド地方で造られているシングルモルトウイスキー

この記事では、バルヴェニーのことを深く知りたい人やバルヴェニーを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部
  • バルヴェニーは、グレンフィディックの創設者でもあるウィリアム・グラント氏によって創設された、スコットランド・スペイサイド地方の蒸溜所。創業当時から同じ一族によって経営されている珍しい蒸溜所である。
  • グランツの原酒としての製造からスタートしたため、シングルモルトとしての流通量はそれほど多くない。1900年代終わりごろから蒸溜所が増えたことにより、少しずつ流通が増えてきている。
  • 数が少なく珍しさもあって、玄人向けと思われがちだが、口当たりが良くて飲みやすく、初心者にもおすすめできる一品。
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バルヴェニーはこんな時に買う・注文すべき

バルヴェニーのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか、注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます。

バルヴェニーの歴史

バルヴェニーは、スペイサイドを代表するブランドのひとつですが、実はあの有名なシングルモルトウイスキーと大きな関係があるのです。

グレンフィディックとの関係とは?

バルヴェニー蒸留所は1892年にスコットランドのスペイサイド地方、ダフタウンウィリアム・グラント氏によって建てられました。

このウィリアム・グラント氏はじつは、グレンフィディックの創設者でもあるのです。

グレンフィディック蒸留所の設立から5年後、グレンフィディックの生産拡大のための第2工場という位置づけで造られたのです。

そのため、グレンフィディック蒸留所の敷地内に建てられています。

元々は「グレンゴードン」と呼ばれていましたが、近くにある古城「バルヴェニー城」から「バルヴェニー」と名付けられました。残念ながら今はバルヴェニー城は1893年に取り壊され、麦芽製造所として活用しているようです。

ブレンド用の原酒を作っていたため、シングルモルトは少なかった

グランツ(Grant’s)のブレンド用の原酒を作っていました。そのため、初期はあまりシングルモルトとして流通がされていらず、カルト的な人気がありました。

1973年に初めて公式のシングルモルトが発売されますが、それ以降もブレンド用のお酒を作り続けていたため、流通量は限られていました。

1990年にキニンヴィ蒸留所(Kininvie)がオープン、また2007年にアイルサベイ蒸留所(Ailsa Bay)が稼働し、ブレンド用の原酒を作り始めたことにより、少しづつバルヴェニーの流通が増え始めています。バルヴェニーは、今世界で最も人気が高まってきているシングルモルトの一つと言えるでしょう。

現在もグラント一族によって経営

オーナーが移り変わる蒸留所も多い中、バルヴェニー蒸留所は設立から現在に至るまでずっと、創業一族であるグラント一族が運営しています。

バルヴェニー蒸留所は一見、グレンフィディック蒸留所より小規模に見えますが、年間500万リットルを超す高い生産能力を持っていることも特徴です。

一般的に広く飲まれているグレンフィディックと比較してどちらかと言えば玄人向けの「バルヴェニー」。日本での販売はサントリーが行っています。

バルヴェニーの製法の特徴

スコットランドのスペイサイドを代表する蒸留所のひとつであるバルヴェニー蒸留所

リッチな甘さと麦の風味を感じられる味わいが特徴で、ウイスキーマニアに特に人気のブランドです。

ここからは、バルヴェニー蒸溜所の製法の特徴を紹介していきましょう。

材料はグレンフィディックと同じ

大麦酵母グレンフィディックと同じものが使用されています。

バルヴェニーでは現在でもフロアモルティングが行われていて、重労働となる攪拌作業のみ機械で、あとは手作業で行っているというのが特徴です。

そして、乾燥の工程の最初は、20時間かけてピートを焚き、その後は無煙炭を使うという流れ。

なお、仕込み水はグレンフィディックと違うもので、コンヴァル丘陵からの湧き水を使っています。

ポットスチルの形に特徴がある

バルヴェニー蒸溜所では、蒸留は2回行っており、初溜用のウォッシュスチル5基、再溜用のスピリットスチル6基の合計11基があります。

そして、ポットスチルはボイルボールと呼ばれる膨らみがあり、この膨らみによって銅との接触面積が増えるため、バルヴェニーらしいフルーティーな味わいを引き出すのです。

伝統的な熟成庫を使用

バルヴェニー蒸溜所では、伝統的なダンネージ式の熟成庫で熟成させています。

石の壁でできているので、スコットランドの涼しい気候の中で安定した気温を保つことができ、低温でゆっくり熟成させることができるのです。

使用する樽は、バーボン樽やシェリー樽はもちろん、ワイン樽やポートワイン樽、カリビアンラム樽など豊富な種類があります。

味わいとラインナップ

スコットランドのスペイサイド地方で造られているバルヴェニー

日本でも人気の「グレンフィディック」と同じ、ウィリアム・グラント氏が立ち上げたブランドで、どちらかと言うと通好みの存在として知られています。

しかし、じつは口当たりがよく飲みやすいのでウイスキー初心者にもおすすめしたいブランドです。

それでは各ラインナップごとに細かくその特徴を紹介していきましょう。

  • バルヴェニー12年 ダブルウッド
  • バルヴェニー14年 カリビアンカスク
  • バルヴェニー17年 ダブルウッド
  • バルヴェニー シングルバレル15年
  • バルヴェニー21年 ポートウッド
  • バルヴェニー 12年 トリプルカスク
  • バルヴェニー 14年 ピーテッドトリプルカスク
  • バルヴェニー 16年 トリプルカスク
  • バルヴェニー 25年 トリプルカスク
  • バルヴェニー 12年 シングルバレルファーストフィル
  • バルヴェニー タン1509
  • バルヴェニー 12年 ザ・スイート トースト オブ アメリカンオーク
  • バルヴェニー 14年ウィーク オブ ピート
  • バルヴェニー 15年 シェリーカスク シングルバレル
  • バルヴェニー 26年 デイ オブ ダークバーレイ

バルヴェニー12年 ダブルウッド

バルヴェニーのスタンダードボトルである「バルヴェニー12年 ダブルウッド」。

バーボン樽で熟成させた原酒を、シェリー樽に入れ、さらに熟成させています。

香りはバーボン由来のメロンや西洋ナシ、レーズンや木など。

味わいはバニラやハチミツ、青りんご、麦芽などのニュアンスを感じます。

アルコールの刺激があまり強くないので、ストレートでも飲みやすいアイテムだと言えるでしょう。

バルヴェニー14年 カリビアンカスク

バーボン樽で熟成させた後、カリビアンラムの樽に詰めかえて熟成させた「バルヴェニー14年 カリビアンカスク」。

ラムレーズンやバニラ、カラメルのような香り。

味わいは、マンゴーやバニラ、黒こしょうなど。

ビターな甘さを楽しめ、食後酒としてもおすすめです。

バルヴェニー17年 ダブルウッド

バルヴェニー17年 ダブルウッド」は、「バルヴェニー12年 ダブルウッド」と同じバーボン樽で熟成後、シェリー樽に詰めかえて熟成させたアイテム。

香りはハチミツやアーモンド、レーズンなど。

バニラやチョコレート、アーモンド、オレンジのような味わいです。

「バルヴェニー12年 ダブルウッド」と比べて重厚感のある風味で、甘さの中にスパイシーさを感じるのが特徴。余韻も長く続きます。

バルヴェニー シングルバレル 15年

バーボン樽で15年間熟成させた原酒の中から厳選した1本をボトリングした「バルヴェニー シングルバレル15年」。

バニラやバラ、ハチミツのような香りが特徴です。

味わいは、レモンピールやハチミツ、ナッツのようで白ワインのような飲み口。

残念ながら終売になっているので、バーなどで見かけたら試してみましょう。

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バルヴェニー21年 ポートウッド

21年間熟成させた原酒の中から厳選し、ビンテージポートワイン樽で追熟させた「バルヴェニー21年 ポートウッド」。

使用しているビンテージポートワイン樽は、約30年使われていたもので、最高級のものを使っています。

ワイン樽ならではのレーズンやプラムの香りの中に、バニラや干し草のニュアンスを感じることが特徴です。

味わいは、バニラやメープルシロップ、白ブドウなど。

コクのある風味と余韻を楽しめるアイテムです。

バルヴェニー 12年 トリプルカスク

免税店向けにリリースされた「バルヴェニー 12年 トリプルカスク」。

オロロソシェリー樽ファーストフィルのバーボン樽、トラディショナルウイスキーカスクの3種類の樽で熟成させた原酒をマリッジしています。

オレンジやハチミツ、ウエハース、バニラなど3つの樽それぞれの特徴を引き出した香り。

味わいは、ハチミツやレーズン、オレンジなど。

3つの樽の中でも特にバーボン樽の風味が強く出ているので甘さを感じます。

バルヴェニー 14年 ピーテッドトリプルカスク

免税店向けに2017年にリリースされた「バルヴェニー 14年 ピーテッドトリプルカスク」。

ファーストフィルのバーボン樽、リフィルバーボン樽シェリー樽の3種類の樽で熟成させた原酒をノンチルフィルターでボトリングしています。

香りは麦芽やバニラ、トフィー、シナモンなど。

シロップやバニラ、シナモン、ハチミツのような甘さとスパイシーさを感じる味わいが特徴です。

ストレートやロック、ハイボールで飲むのがおすすめ。

バルヴェニー 16年 トリプルカスク

バルヴェニー 16年 トリプルカスク」も免税店向けにリリースされたアイテムです。

ファーストフィルのバーボン樽、リフィルのバーボン樽、シェリー樽の3種類の樽で熟成させた原酒をバルヴェニーのモルトマスターであるデヴィッド・スチュワート氏がブレンドした後、さらに寝かすという工程で作られています。

香りは青リンゴやバニラ、オレンジの花など。

味わいはカスタードクリームやトフィー、ヘーゼルナッツやオレンジピールのようなニュアンスです。

香りはシェリー感が強く出ていて、味わいはバーボンを感じられ、バランスの良い風味に仕上がっています。

バルヴェニー 25年 トリプルカスク

こちらも免税店向けの「バルヴェニー 25年 トリプルカスク」。

ファーストフィルのバーボン樽、リフィルのバーボン樽、シェリー樽の3種類の樽で熟成させた原酒を使っています。

そして、「トリプルカスク」シリーズの中では最も長い期間熟成させているアイテムです。

香りは、トフィーやアプリコット、オレンジや洋梨など。

レーズンやウエハース、カスタード、プラムのようなニュアンスの味わいが特徴です。

アルコール度数は40度で、甘くフルーティーな風味なので飲みやすいアイテムだと言えるでしょう。

バルヴェニー 12年 シングルバレルファーストフィル

アメリカンホワイトオークのバーボン樽のファーストフィルの樽からノンチルフィルターでボトリングした「バルヴェニー 12年 シングルバレルファーストフィル」。

主にアメリカとイギリスで販売されています。

シングルバレルのため、度数やリリースされる本数もその都度異なりますが、毎回300本程度しか販売されていません。

香りはハニーアップルや蒸した栗、味わいはザラメやウエハースなど。

加水して飲むのがおすすめです。

バルヴェニー タン1509

バルヴェニー蒸留所のマスターブレンダーであるデビッド・スチュワート氏が選んだ31個の樽の原酒をヴァッティングした「バルヴェニー タン1509」。

その内訳は1989年~1992年に蒸溜したシェリーバット12樽、1989年に蒸留したアメリカンオークホグスヘッド11樽、1992年と1993年に蒸溜したリフィルアメリカンオークのバット8樽となっています。

香りはキャラメルやマンゴーなどのトロピカルフルーツ、メンソールのニュアンスも。

バニラやオレンジ、カラメルのような味わいです。

ノンエイジとは思えない重厚な仕上がりになっています。

バルヴェニー 12年 ザ・スイート トースト オブ アメリカンオーク

バーボン樽にて12年間熟成させた原酒を、ケンタッキー州のケルビン・クーパレから輸入したアメリカンオークの新樽に詰めかえて約3か月間熟成させた「バルヴェニー 12年 ザ・スイート トースト オブ アメリカンオーク」。

シナモンや生姜、柑橘、バニラのような甘くスパイシーな香りです。

味わいは砂糖漬けにした柑橘の皮、バニラやハチミツ、バタースコッチなど。

ストレートやロック、ハイボールで飲むのがおすすめです。

バルヴェニー 14年ウィーク オブ ピート

バルヴェニー蒸留所では、1年に1週間だけ、強くピートを焚いたピーテッドモルトを作っています。

この期間に作られたピーテッドモルトを使った原酒をアメリカンオーク樽で熟成させたのが「バルヴェニー 14年ウィーク オブ ピート」。

生クリームやライム、バターサンド、麦芽などの香りに加え、スモーキーな匂いもかんじることができます。

カスタードやハチミツ、ハーブ、ウッディなニュアンスも感じる味わいです。

少量だけ加水して飲むのがおすすめ。

バルヴェニー 15年 シェリーカスク シングルバレル

シェリー樽で15年間熟成させた「バルヴェニー 15年 シェリーカスク シングルバレル」。

シェリー樽のみで熟成させたアイテムはなかなかなく、かつ、15年という長い熟成期間なので非常に珍しいアイテムです。

バルヴェニー 26年 デイ オブ ダークバーレイ

黒ビールのスタウトを造る際に使用されるダークローストした麦芽を使い、26年間熟成させた「バルヴェニー 26年 デイ オブ ダークバーレイ」。

ハチミツやバニラ、シトラスやオークのような香りの、深みのあるスモーキーな風味が特徴のアイテムです。

まとめ

今回はバルヴェニーについてまとめました。記事中でも紹介しましたが、なかなか見かけないウイスキーでもありますが、近年人気が高まりつつあります。ぜひ味わってみてください!

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