スコッチウイスキー、ロングロウのご紹介【キャンベルタウンのウイスキー】

シングルモルトを知ろう!

ロングロウ(Longrow)は、スコットランドのキャンベルタウンで造られているシングルモルトウイスキー。じつは、スプリングバンク蒸溜所が手掛けているブランドです。

この記事では、ロングロウのことを深く知りたい人やロングロウを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部
  • ロングロウは、ウイスキー作りの伝統を持つ街キャンベルタウンで生産されているシングルモルトウイスキー。スモーキーで華やかな味わいを持つ。
  • 現在でも家族経営を続けているスプリングバンク蒸溜所で造られているウイスキーで、試験的に作ったピーテッドの原酒が良かったことから、それ自体をシングルモルトとして売り出したのがはじまり。
  • いまだに自社生産の麦芽を用い、フロアモルティングで仕込んだ麦芽のフェノール値は50~55ppmと、高い数値を誇る。
  • 麦芽の生産からボトリングまで自社工場内で行うことができる上、所有する樽の多さからブランド展開も豊富。
  1. ロングロウはこんな時に買う・注文すべき
  2. ロングロウの歴史
    1. もともとはブレンド用の原酒として造られた
    2. 「ロングロウ」の名前の由来は?
  3. ロングロウの製法の特徴
    1. スプリングバンク蒸溜所内で造られた麦芽
    2. 蒸留は2回行う
    3. 製麦からボトリングまで蒸留所内で行っている
  4. 味わいとラインナップ
    1. ロングロウ
    2. ロングロウ 18年
    3. ロングロウ 21年
    4. ロングロウ CV
    5. ロングロウ14年 2003~2018
    6. ロングロウ11年 カベルネ・ソーヴィニヨン カスク/第1弾 2013年リリース
    7. ロングロウ11年 オーストラリアン・シラーズ・カスク/第2弾 2014年リリース
    8. ロングロウ11年 フレッシュ・ポートカスク/第3弾 2015年リリース
    9. ロングロウ12年 フレッシュ・ピノノワール・カスク/第4弾 2016年リリース
    10. ロングロウ13年 マルベックカスク/第5段 2017年リリース
    11. ロングロウ11年 カベルネ・フランカスク/第6弾 2018年リリース
    12. ロングロウ12年 ピノノワール・カスク/第7弾 2019年リリース
    13. ロングロウ13年 チリアン・カベルネ・ソーヴィニヨン・カスク /第8弾 2020年リリース
    14. ロングロウ10年 リフィルマルベックマチュアード /第9弾 2021年リリース
    15. ロングロウレッド15年ピノノワールカスク /第10弾 2022年リリース
    16. ロングロウ レッド 11年 トゥニーポートカスク /第11弾 2023年リリース
  5. まとめ
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ロングロウはこんな時に買う・注文すべき

ロングロウのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか、注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます。

ロングロウの歴史

スコットランドのキャンベルタウンで造られているロングロウ。キャンベルタウンといえば、元々は30個以上もの蒸溜所のあった、ウイスキー作りの伝統的な場所です。

そんな場所にあるスプリングバンク蒸溜所にて作られているブランドの一つがロングロウです。スプリングバンク蒸溜所は、今でも家族経営が保たれており、J & A Mitchell & Companyにて保有されています。(同社は、グレンガイル蒸留所、ウィリアム・ケイデンヘッズ、およびいくつかのブレンデッドスコッチのブランドも所有しています。)

もともとはブレンド用の原酒として造られた

スコットランドのキャンベルタウンにあるスプリングバンク蒸留所では、1973年から2年間、試験的にピーテッドの原酒を造っていました。

この時にできた原酒の質がとても良く、シングルモルトとして1985年にリリースされたのが「ロングロウ」です。

「ロングロウ」の名前の由来は?

「ロングロウ」という名前は、かつてあった「ロングロウ蒸留所」に由来しています。

ロングロウ蒸留所は、スプリングバンク蒸留所の隣に1824年に設立された、元々はスプリングバンクと関係のない蒸溜所です。ここではあえて「元祖ロングロウ蒸溜所」と呼びましょう。

その「元祖ロングロウ蒸溜所」は、約70年という短い期間で閉鎖されてしまいました。閉鎖されるまでの間、スプリングバンク蒸留所とは隣同士で切磋琢磨してきた関係でした。

「元祖ロングロウ蒸溜所」が閉鎖してしまったあと、スプリングバンク蒸留所として、ロングロウ蒸留所に敬意を表し、新しいシングルモルトに「ロングロウ」という名前を付けたのです。

なお、「元祖ロングロウ蒸留所」の情報は今ではほとんど残っていないため、現在の「ロングロウ」と同じような風味を持つかどうかなどはわかっていません。

ロングロウの製法の特徴

スコットランドのキャンベルタウンにあるスプリングバンク蒸留所で造られてるロングロウ。

スモークの強さと、華やかな風味を楽しめるアイテムが揃っています。

ここからは、ロングロウの製法の特徴を紹介していきましょう。

スプリングバンク蒸溜所内で造られた麦芽

麦芽はすべて、スプリングバンク蒸溜所で造られています。多くの蒸溜所において、麦芽は他社で作ったものを使っていますが、スプリングバンクでは今でも自社ですべて生産しています。

また、伝統的な製法である、フロアモルティングで麦芽を仕込み、ハイランド産とキャンベルタウン産のピートを48時間焚いて乾燥させています。

フェノール値は50~55ppmであり、これはウィスキーの中でもかなり高い数値です。

蒸留は2回行う

「スプリングバンク」の場合、蒸留は2.5回行っていますが「ロングロウ」は2回となっています。

これにより蒸留回数の多い「スプリングバンク」は、雑味が取れて香り高く、塩の風味を感じる仕上がりになりますが、「ロングロウ」は麦本来の味の残った、オイリーで重厚な風味に仕上がるのです。

製麦からボトリングまで蒸留所内で行っている

スプリングバンク蒸溜所では製麦からボトリングまでの工程をすべて蒸留所内で行っています。

全工程を行えるのはスコットランド内でも珍しく、また、多様な樽を所有しているのでひとつの蒸留所内でさまざまなブランドを展開することに成功してるのです。

味わいとラインナップ

ロングロウは、スコットランドのキャンベルタウンにある「スプリングバンク蒸溜所」で造られているシングルモルトウイスキー

力強いスモーク香の中に、甘く華やかな風味を感じることが特徴です。

それでは各ラインナップごとに細かくその特徴を紹介していきましょう。

  • ロングロウ
  • ロングロウ 18年
  • ロングロウ 21年
  • ロングロウ CV
  • ロングロウ14年 2003~2018
  • ロングロウ11年 カベルネ・ソーヴィニヨン カスク/第1弾 2013年リリース
  • ロングロウ11年 オーストラリアン・シラーズ・カスク/第2弾 2014年リリース
  • ロングロウ11年 フレッシュ・ポートカスク/第3弾 2015年リリース
  • ロングロウ12年 フレッシュ・ピノノワール・カスク/第4弾 2016年リリース
  • ロングロウ13年 マルベックカスク/第5段 2017年リリース
  • ロングロウ11年 カベルネ・フランカスク/第6弾 2018年リリース
  • ロングロウ12年 ピノノワール・カスク/第7弾 2019年リリース
  • ロングロウ13年 チリアン・カベルネ・ソーヴィニヨン・カスク /第8弾 2020年リリース
  • ロングロウ10年 リフィルマルベックマチュアード /第9弾 2021年リリース
  • ロングロウレッド15年ピノノワールカスク /第10弾 2022年リリース
  • ロングロウ レッド 11年 トゥニーポートカスク /第11弾 2023年リリース

ロングロウ

ロングロウ」はロングロウのスタンダードボトル

ピートで48時間乾燥させたフェノール値50~55ppmの麦芽を使っていて、オイリーなテクスチャーのシングルモルトウイスキーです。

香りはバニラやカスタード、ココナッツに、強いスモーク香を感じます。

バニラアイスやレモン、かすかに薬品のような味わい。

飲み応えはあるものの、バランスの良い風味のアイテムです。

ロングロウ 18年

リフィルのシェリー樽を60%、バーボン樽を40%を使用してヴァッティングさせた「ロングロウ 18年」。

香りはハチミツや麦芽クッキー、ワイルドベリーなど。

マスクメロンやミルクチョコレート、バニラ、ハーブのような味わいです。

なお、1年に1度リリースされる限定アイテムなので、年ごとに風味が変化しています。

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ロングロウ 21年

シェリー樽で熟成させた原酒が60%、バーボン樽が40%という比率の「ロングロウ 21年」。

380本限定でリリースされたレアなアイテムです。

香りはパイナップルやイベリコハム、ポップコーン、マンゴーなど。

プラムやココナッツ、オレンジピール、アーモンド入りのビスケットのような味わいです。

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ロングロウ CV

CV(履歴書)というネーミングのとおり、さまざまな熟成年数、異なる樽で熟成させた原酒をヴァッティングさせた「ロングロウ CV」。

ノンエイジボトルです。

香りはバニラやカスタード、トーストしたマシュマロなど。

トフィーやりんご、かすかに薬品のような味わいです。

スモーキーな風味が特徴で、飲み応えのあるアイテムだといえるでしょう。

ロングロウ14年 2003~2018

2018年にリリースされた「ロングロウ14年」は、リフィルのオロロソシェリーバットで14年熟成させたもの。

シェリー樽のみで熟成させた非常に珍しいアイテムです。

世界で9000本限定リリースされ、日本には600本のみ入荷しています。

香りはトフィーや洋梨、いちごジャム、ポップコーンやいぶりがっこなど。

レーズンやプラム、シナモンシュガー、スモークチキンのような味わいです。

数量が限られているのでなかなか見かける機会は少ないですが、もし出会えたら迷わず試してみましょう。

ロングロウ11年 カベルネ・ソーヴィニヨン カスク/第1弾 2013年リリース

リフィルバーボン樽で7年熟成させた後、オーストラリアのワイナリー「Angove Long Row」のカベルネ・ソーヴィニヨン樽で4年間後熟成させた「ロングロウ11年 カベルネ・ソーヴィニヨン カスク/第1弾 2013年リリース」。

ピートスモークと赤ワインの香りの中に、トフィーやビターチョコレートの味わいを感じます。

「ロングロウ」 が毎年さまざまな赤ワイン樽で追熟させて造る「ロングロウ レッドシリーズ」の第1弾です。

ロングロウ11年 オーストラリアン・シラーズ・カスク/第2弾 2014年リリース

リフィルバーボン樽で6年間熟成された後、「ロングロウ11年 カベルネ・ソーヴィニヨン カスク/第1弾 2013年リリース」と同じ「Angove Long Row」のシラーズの樽を使って5年間追熟させた「ロングロウ11年 オーストラリアン・シラーズ・カスク/第2弾 2014年リリース」。

ぶどうやプラム、麦芽の香りです。

味わいはオークやシナモン、クローブなど。

甘くスパイシーな風味で、食後に飲むのにもおすすめです。

ロングロウ11年 フレッシュ・ポートカスク/第3弾 2015年リリース

ポルトガルの酒精強化ワイン「ポートワイン」の樽で11年間熟成させ、カストレングスでボトリングした「ロングロウ11年 フレッシュ・ポートカスク/第3弾 2015年リリース」。

ぶどうやプラム、カカオやナッツのような香り。

味わいは、アプリコットやホワイトペッパー、ルバーブなどのニュアンスを感じます。

ロングロウらしい華やかな風味にスモーキーさとタンニンの渋さが加わった、バランスの良いアイテムです。

ロングロウ12年 フレッシュ・ピノノワール・カスク/第4弾 2016年リリース

バーボン樽で11年間熟成した後、ニュージーランド産のピノ・ノワールの樽で1年間追加熟成させた「ロングロウ12年 フレッシュ・ピノノワール・カスク/第4弾 2016年リリース」。

ベイクドオレンジやいちご、スモークの香りが特徴。

味わいは、スポンジケーキやいちご、ハチミツなどのニュアンスを感じます。

ロングロウ13年 マルベックカスク/第5段 2017年リリース

バーボン樽で12年間熟成させた、南アフリカ産のマルベックの樽で15ヶ月間追加熟成させた「ロングロウ13年 マルベックカスク/第5段 2017年リリース」。

チェリーやブラックベリー、タバコの香り。

プラムやブルーベリージャム、塩漬けのハムのような味わいです。

赤ワインのタンニンをしっかり感じる、長い余韻を楽しめるアイテムでしょう。

ロングロウ11年 カベルネ・フランカスク/第6弾 2018年リリース

バーボン樽で9年間熟成させた後、南アフリカのカベルネ・フランの樽で2年間追加熟成させ、カスクストレングスでボトリングした「ロングロウ11年 カベルネ・フランカスク/第6弾 2018年リリース」。

ピートスモークやラズベリー、マジパン、トフィーのような香りが特徴です。

味わいは焦がしたカラメルやラズベリー、ショートブレッド、ビターチョコレートなど。

心地良い余韻を楽しめるアイテムです。

ロングロウ12年 ピノノワール・カスク/第7弾 2019年リリース

バーボン樽で8年間熟成させた後、ピノ・ノワールの樽で3年間追加熟成させ、カスクストレングスでボトリングした「ロングロウ12年 ピノノワール・カスク/第7弾 2019年リリース」。

フルーツタルトや麦芽、りんごのような香りがします。

味わいは、ラズベリージャムやクランベリー、タバコなどのニュアンスです。

ロングロウ13年 チリアン・カベルネ・ソーヴィニヨン・カスク /第8弾 2020年リリース

​​バーボン樽とリフィルシェリーホグスヘッドの樽で10年間熟成させた後、チリ産カベルネ・ソーヴィニヨン樽で3年間追加熟させカスクストレングスでボトリングした「ロングロウ13年 チリアン・カベルネ・ソーヴィニヨン・カスク /第8弾 2020年リリース」。

カスタードやブラックベリー、生姜、磯の香りが特徴です。

味わいは、りんごやシェーブルチーズ、紅茶など。

個性的な風味のアイテムです。

ロングロウ10年 リフィルマルベックマチュアード /第9弾 2021年リリース

バーボン樽で7年熟成させた後、南アフリカのマルベック樽で3年追加熟成させた「ロングロウ10年 リフィルマルベックマチュアード /第9弾 2021年リリース」。

香りはブルーベリーやバニラ、アップルパイのようなニュアンスを感じます。

味わいはプラムやカシス、ハニーバタートースト、カシューナッツなど。

2021年に世界で10,000本限定でリリースされました。

日本にはそのうち360本が入荷しましたが、すでに売り切れています。

もし、バーなどで出会えたらぜひ試してみてください。

ロングロウレッド15年ピノノワールカスク /第10弾 2022年リリース

バーボン樽で11年間熟成させた後、フレッシュピノノワールバリック樽で4年間追加熟成させた「ロングロウレッド15年ピノノワールカスク /第10弾 2022年リリース」。

香りはキャラメルやレーズン、カスタードやプルーンのジャムのニュアンスを感じます。

クランベリーやスポンジケーキ、メープルシロップ、ハーブなどの味わいです。

ロングロウ レッド 11年 トゥニーポートカスク /第11弾 2023年リリース

バーボン樽で7年熟成させた後、酒税強化ワインのトゥ二―ポートの空き樽で4年間追加熟成させた「ロングロウ レッド 11年 トゥニーポートカスク /第11弾 2023年リリース」。

カスクストレングスでボトリングしています。

香りはブラックベリーやコーラ、かすかに腐葉土のニュアンスも。

ハチミツやフルーツタルト、カスタードやルバーブ、ナッツのような味わいです。

数量限定のため、なかなか入手できませんが、バーなどで見かけたらぜひ試してみてください。

まとめ

ロングロウについてまとめました。今人気のスプリングバンク蒸留所と同じところで作られているブランドです。文中でお話したとおり、2回蒸留であることが特徴のウイスキーとなっています。

見かけることがあればぜひ試してみてください!

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