スコッチウイスキー、シーバスリーガルのご紹介【ブレンデッドウィスキー】

スコッチウイスキー

シーバスリーガルは、スコットランドで作られるブレンデッドウイスキーです。スコットランドのシーバスブラザーズ社によるブランドです。

初心者でも飲みやすいことや、ミズナラを熟成樽で使ってる珍しいラインナップもあり、世界でも人気の高いウイスキーの一つです。人気があるだけ、シーバスリーガルはとても美味いウイスキーですよ。

それでは、シーバスリーガルを詳しく紹介していきます。シーバスリーガルのことを深く知りたい人や・シーバスリーガルを今まさに頼もうか買おうか迷っている人の参考になるような情報を提供していきます!

編集部
編集部

ポイント

  • シーバスリーガルは、スコットランドで作られる人気のブレンデッドウイスキー
  • 初心者でも飲みやすいと評判で、また、ミズナラを使用した熟成樽が特徴的なラインナップもあり!
  • シーバスリーガルは、1801年にアバディーンで創業した高級食料品点がルーツ
  • 高級食料品の経営に後から参画したジェームス・シーバス氏がシーバス・リーガルの創業者
  • シーバスリーガルはキーモルトとしてストラスアイラ蒸留所のウイスキーを使用しています
  • 長い間世界中で愛され続け、2022年2月からはロゴも変更したウイスキーブランドです
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シーバスリーガルはこんな時に買う・注文すべき

シーバスリーガルのことを知りたいと思い、この記事を読んで頂いてる皆さん。結局、ボトルを買うべきか、今飲むべきかで迷っていると言う方も多いかと思います。

そんな方の決断をサポートするために、場面ごとに買うべきか・注文すべきかpeatyなりの見解を示したいと思います!代表的なラインナップについて、記載させていただきます!

味わいとラインナップ

シーバスリーガルは、マイルドな飲み心地が特徴のボトルです。

早速、ラインナップごとの特徴を見ていきます。

  • シーバスリーガル12年
  • シーバスリーガルミズナラ12年
  • シーバスリーガルエクストラ13年 オロロソシェリーカスク
  • シーバスリーガル18年
  • シーバスリーガル18年ミズナラカスクフィニッシュ
  • シーバスリーガル アルティス
  • シーバスリーガル ブラザーズブレンド
  • シーバスリーガル25年
  • シーバスリーガル アイコン
  • シーバスリーガルエクストラ13年 ラムカスク
  • シーバスリーガルエクストラ13年 アメリカンライカスク
  • シーバスリーガルエクストラ13年 テキーラカスク
  • シーバスリーガル アルティス 1999 ビクトリーエディション
  • マンチェスターユナイテッドリミテッドエディション
  • シーバスリーガル リヴォルブ
  • リンク8888

シーバスリーガル12年

シーバスリーガル12年は、シーバスリーガルのスタンダード品です。12年以上熟成させた原酒を使って作られています。

華やかな香りで口に含むとオイリーさや青リンゴ、洋梨のようなフルーティーさも感じられます。フィニッシュは爽快な風味が続きます。

ダイレクトに味わいたい方にはストレートで飲むのがおすすめですが、初心者の方におすすめなのはロックです。水が少しずつ溶けるので変化を楽しみながら飲めます。クセが少ないのでウイスキー初心者にもおすすめのボトルです。

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シーバスリーガルミズナラ12年

シーバスリーガルミズナラ12年は、12年以上の原酒を使って作られているボトルです。

シーバスリーガルのマスターブレンダーであるコリン・スコット氏が厳選、ブレンドした原酒を日本ならではのミズナラ樽で後熟させて作られています。

ミズナラ樽はジャパニーズオークとも呼ばれている日本特有の樽で、熟成させた原酒は他の樽にはない甘い香りがつくのが特徴です。

香りは、爽やかでフルーティー、その奥にミズナラ樽由来の白檀の優しく甘い香りが広がります。口に含むとまろやかで甘い味わいを楽しめます。

シーバスリーガルらしさは残しつつ、ミズナラ樽由来の風味も楽しめるバランスの取れたボトルです。

おすすめの飲み方はストレートです。ぜひ絶妙なバランスの味わいを楽しんでください。和食にもぴったりの味わいのため、食中酒としても人気です。

 

シーバスリーガルエクストラ13年 オロロソシェリーカスク

シーバスリーガルエクストラ13年 オロロソシェリーカスクは、13年以上熟成した原酒を使って作られているウイスキーです。熟成樽の一部にオロロソシェリー樽を使用しているため、スタンダード品と比べると、かなり個性が出ている銘柄に仕上がっています。

香りはバニラや熟した梨などの華やかな香り、口に含むとシーバスリーガル特有の芳醇でスムースな飲み心地を楽しめます。

おすすめの飲み方はオンザロックです。また、気軽に味わってみたい方はカクテルもおすすめです。

化粧箱の華やかなデザインは、ストリートアーティストのグレッグ・ゴセル氏が手がけました。13年熟成のこのボトルは、シーバス・ブラザーズ社が創業したアバディーンの「キングストリート13番地」のオマージュとしても作られており、シーバスリーガルの歴史や使われているシェリー樽などをイメージしたデザインとなっています。

シーバスリーガル18年

シーバスリーガル18年は、18年以上熟成した原酒を使って作られているウイスキーです。ブレンダーのコリン・スコット氏が厳選した85種類の原酒をブレンドしている逸品です。

香りは、バニラやハチミツなどの甘い香り、口に含むと85種類もの原酒による複雑でさまざまな風味を感じられます。

おすすめの飲み方は、ストレートかロックです。初心者でも試しやすいまろやかな味わいを楽しめます。

シーバスリーガル18年ミズナラカスクフィニッシュ

シーバスリーガル18年ミズナラカスクフィニッシュは、18年以上熟成した原酒を使って作られているウイスキーです。ウイスキーでは希少な熟成樽であるミズナラ樽を使用しているため、スタンダード品品とは異なる風味を楽しめます。

香りは、完熟したりんごやハチミツ、バニラ、口に含むとまろやかな風味やジンジャーなどの味わいも感じられます。フィニッシュは甘さとスパイシーさが長く続きます。

おすすめの飲み方は、ストレートです。ミズナラ樽由来のジンジャーやスパイシーな風味やシーバスリーガルのフルーティーな風味をダイレクトに楽しめます。

シーバスリーガル アルティス

シーバスリーガル アルティスは5種類のモルト原酒を使って作られたブレンデッドモルトウイスキーです。

アルティスというのは、英語「ULTIMATE(究極)」とラテン語「FORTIS(力)」で作られた造語で、歴代のマスターブレンダーに敬意を伝えるために作られました。

5種類のモルト原酒は、5人のマスターブレンダーを意味しており、以下の5つの蒸留所のモルト原酒が使われています。また、ボトルキャップにも5人のマスターブレンダーや5つのモルトをイメージしたデザインが作られています。

  • ストラスアイラ
  • ロングモーン
  • トーモア
  • アルタベーン
  • ブレイヴァル

香りは、極めて芳醇でフルーティーな香り、口に含むと桃やりんご、シナモン、ハチミツのような風味が楽しめます。

おすすめの飲み方はストレートです。フルーティーな風味や甘みを感じられるため初心者の方でも飲みやすいボトルです。

シーバスリーガル ブラザーズブレンド

シーバスリーガル ブラザーズブレンドは、2012年に免税店向けにリリースされたウイスキーです。シーバスリーガルの創設者であるシーバス兄弟に敬意を称して作られたこだわりの銘柄です。

シーバスリーガルのキーモルトであるストラスアイラとロングモーンの割合が高いため、よりシーバスリーガルの個性を楽しめます。

香り・味わいは、完熟したフルーツやハチミツの甘さ、フィニッシュもスムースでクリーミーな味わいを楽しめます。他のラインナップに比べてまろやかな風味を楽しめるため、そのままストレートで飲むのがおすすめです。

シーバスリーガル25年

シーバスリーガル25年は、25年以上熟成した原酒を使って作られているウイスキーでシーバスリーガルの中ではかなりの長期熟成ものです。数量限定でシリアルナンバー付きで発売されました。

香りは、オレンジや桃のフルーティーな香り、口に含むとチョコレートやバニラなどの強い甘さを感じられます。フィニッシュも芳醇で上品な余韻が長く続きます。

見た目も味わいもとてもエレガントな逸品で、2013年にはサンフランシスコワールドスピリッツコンペティションで最優秀賞を獲得しています。

25年以上もの長期熟成の味わいは、ぜひストレートで味わっていただくのがおすすめです。

シーバスリーガルアイコン

シーバスリーガルアイコンは、希少価値の高い原酒を厳選してブレンドしている特別なウイスキーです。

深みのあるリッチでフルーティーな香り、口に含むとハチミツの甘い風味、完熟したオレンジやバニラの風味を楽しめます。フィニッシュは甘い味わいが長く続きます。

イギリスのガラスメーカーである「ダーティントン」が手吹きで作るクリスタルのデカンターに入っているため、見た目もエレガントで高級感があります。

おすすめの飲み方は、ストレートです。シーバスリーガルの風味を楽しんでください。

シーバスリーガルエクストラ13年 ラムカスク

シーバスリーガルエクストラ13年 ラムカスクは、2020年にリリースされた「シーバス エクストラ 13コレクション」の1つで、ラムカスクで13年以上熟成させた原酒を使って作られています。

香りは、オレンジやモルト、グレープフルーツのようなフルーティーな香りが強めです。口に含むとまろやかでパパイヤやココナッツのような風味も楽しめます。フィニッシュは、ココナッツやモルト香、甘さも感じられます。

ちなみにラムカスクを選んだ理由として、創業当初に輸入していたラム酒からインスパイアを受けて作られたという経緯があります。

おすすめの飲み方はストレートですが、カクテルやハイボールでさっぱり飲むのもおすすめです。

シーバスリーガルエクストラ13年 アメリカンライカスク

シーバスリーガルエクストラ13年 アメリカンライカスクは、2020年にリリースされた「シーバス エクストラ 13コレクション」の1つで、アメリカンライカスクで13年以上熟成させた原酒を使って作られています。

香りはバニラやメロン、チョコレート、口に含むとグレープフルーツ、シナモンなどの風味を感じられます。フィニッシュには、ライムやバニラなどの風味が出てきますが、そこまで長くはありません。

「シーバス エクストラ 13コレクション」の中では一番個性が強く、少しクセのある味わいのため、上級者向けのウイスキーです。

シーバスリーガルエクストラ13年 テキーラカスク

シーバスリーガルエクストラ13年 テキーラカスクは、2020年にリリースされた「シーバス エクストラ 13コレクション」の1つで、テキーラカスクで13年以上熟成させた原酒を使って作られています。

香りは、モルトやバニラ、チョコレート、ハチミツなどの甘い香り、口に含むとモルトやバニラ、リンゴの風味が広がります。フィニッシュはカラメルやハチミツ、パイナップルの風味を感じられます。

テキーラカスクを使っていると聞くと少し個性が強いイメージをもちやすいですが、比較的飲みやすいのでロックやトワイスアップなどでじっくり味わってみるのがおすすめです。

シーバスリーガル アルティス 1999 ビクトリーエディション

シーバスリーガル アルティス 1999 ビクトリーエディションは、マンチェスターユナイテッドが1999年に三冠達成を記念して作られたウイスキーです。

1999年蒸留の長期熟成の原酒を使っています。

キーモルトはストラスアイラやロングモーンなどを使っています。

香りは、なめらかなバニラやナッツ、口に含むとクリーミーなバニラやスパイシーな風味も感じられます。

おすすめの飲み方は、ストレートです。長期熟成の味わいをじっくり味わってください。

マンチェスターユナイテッドリミテッドエディション

マンチェスターユナイテッドリミテッドエディションは、公式スピリッツプロバーダーのマンチェスターユナイテッドをイメージして作られたウイスキーです。

13年熟成された原酒をライウイスキー樽で後熟させて作られています。

香りは、フルーティーな香りやライ麦のほんのり苦い香りも感じられます。口に含むとスムースでバニラの甘さやフルーティーな味わいを楽しめます。

おすすめの飲み方は、ストレートです。すでに入手困難な銘柄のため、気になる方はバーで探してみてください。

シーバスリーガル リヴォルブ

シーバスリーガル リヴォルブは、駒のようなボトルが特徴的なウイスキーです。

17年以上熟成した原酒を使って作られています。

香りはレーズンやイチジク、フルーティーさやヘザーハニーの香りも感じられます。口に含むとウッディな風味やバニラ、フルーティーな風味も楽しめます。

ボトルのデザインもインテリアになるようなおしゃれなボトルのため、ギフトにもおすすめです。

17年以上の熟成のため、ストレートで飲むのがおすすめです。

リンク8888(日本酒)

リンク8888はシーバスリーガルの樽を使って熟成した日本酒です。例年、桝田酒造の満寿泉とのコラボレーション商品として期間限定で販売されています。

富山県にある満寿泉の蔵から8,888㎞離れたスコットランドのシーバスリーガルがコラボレーションしているという意味から名前がつけられています。

普段はウイスキーしか飲まない方にもおすすめの日本酒です。

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シーバスリーガルの歴史

続いてシーバスリーガルの歴史について紹介していきます。

シーバスリーガルは、1801年にジョン・フォレストとウィリアム・エドワードがスコットランドのアバディーンに店を構えたことから始まりました。(創業者はシーバス兄弟ではありませんでした)創業当初は、コーヒーやブランデーなどの高級な食料品を販売するお店でした。

2人はお店が少しずつ大きくなるにつれ、2人の友人のいとこである「ジェームス・シーバス」を招き、一緒にお店を運営するようになりました。ここまでで察している人もいるとは思いますが、このジェームスがシーバス・リーガルの創業者であります。

シーバス家は、当時のスコットランドでも名門の一つだったため、富裕層の知り合いが大勢いました。そのため、富裕層の情報をいち早くキャッチすることができました。ジェームスはは情報網を生かし、当時の富裕層の間でウイスキーの需要が伸びていることを把握します。そこで、ブレンデッドウイスキーの製造を開始します。

1843年にはこの食料品店がイギリス王室の王室御用達にもなり、さらに事業が拡大しました。創業者のジョン・フォレストとウィリアム・エドワードが亡くなると、ジェームスは弟のジョンを社に呼び寄せます。そして社名を「シーバスリーガル」としました。

1850年代に入ると、ウイスキーの製造を本格的に開始します。シーバス兄弟のブレンデッドウイスキーは富裕層を中心に人気を集めます。(当時はシングルモルトの製造技術が高くなく、シングルモルトよりブレンデッドウイスキーが人気でした)

1860年代になると、食料品店からウイスキー製造メーカーに完全に事業転換します。そして数多くのブランドを生み出します。この時、のちのシーバスリーガルとなる「グレンディー」も生み出されます。

シーバス兄弟が亡くなった後の1891年、グレンディーをもとに進化させた「シーバスリーガル」がリリースされます。ちなみにシーバスリーガルとは、会社名のシーバスと王室という意味のリーガルを合わせた言葉です。

1909年には、シーバスリーガル25年を販売します。当時の技術で25年ものを出せるのは、とんでもないことでした。この圧倒的な技術力によってシーバスリーガルは世界に名を馳せるようになります。

1900年代初期から、禁酒法が始まる1920年までの期間には、アメリカにもシーバスリーガルの輸出を行っていました。アメリカは経済的に成長しており、ウイスキー需要が高かったので、シーバスリーガルのウイスキーは人気を集めました。

1950年には、スペイサイド最古の蒸留所であるストラスアイラ蒸留所を購入します。この蒸留所で作られるモルト原酒は、のちにシーバスリーガルのキーモルトの一つになり、シーバスリーガルの個性を作り出す大切なウイスキーとなります。

1938年には世界で初めて「12年熟成」を冠にかかげるウイスキーをリリースしました。

1949年にカナダのシーグラム社に買収されます。潤沢な資本がある親会社は、1950年にストラスアイラ蒸溜所を買収しました。ストラスアイラは、今ではシーバスリーガルの重要なキーモルトの1つです。

2001年には、シーグラム社がウイスキー事業から撤退します。このタイミングで、ペルノ・リカール社に買収されます。日本においても、ペルノ・リカール・ジャパン社が輸入・販売を行っています。

最近の話としては、2022年2月からパッケージデザインも変更し、今に至っています。

そのような変遷もありながら、今では世界200カ国以上で飲まれているブレンデッドウイスキーとなりました。

シーバスリーガルの製法の特徴

シーバスリーガルのキーモルト

シーバスリーガルのキーモルトには、スペイサイド地方の以下のような銘柄を使っています。

  • ストラスアイラ(シーバスブラザーズ社で所有しています)
  • ザ・グレンリベッド
  • ロングモーン
  • ベンリアック

フルーティーでしっかりとした華やかな味わいのキーモルトが多いのも特徴です。

ストラスアイラは、仕込み水の一部に「フォンズ ブイエン」という古くからある泉の湧き水を使用しています。この仕込み水もシーバスリーガルの華やかな味わいを作り出しています。

余談ですが、シーバスリーガルを飲んで好きだと思った人は、是非これらのキーモルトを個別で飲んでみてください。この中でもザ・グレンリベットは手に入れやすく、華やかな香りで飲みやすいウイスキーなので、初心者の方にもおすすめです。

まとめ

今年はChivas RegalのテレビCMもたくさん見た気がします。池田エライザさんの少しミステリアスな雰囲気がシーバスリーガルのラグジュアリーさにマッチした良いCMだなと思っていました!

そんなシーバスリーガルをぜひ楽しんでください!

他のスコッチのブレンデッドウィスキーや、スコッチウイスキーについてもまとめていますので、合わせて読んでみてください!

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